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企業の商品紹介、大学の入学案内、観光施設の紹介などさまざまな場面で利用されるパンフレット。
制作する上で何から取りかかればよいか分からない方も多いと思います。
この記事ではパンフレット制作の手順、レイアウトを参考にできるWebサイトをご紹介します。
パンフレットの制作を他社に依頼する場合も、手順については把握しておきましょう。
完成イメージを外注先に共有することで、必要以上に工数をかけずイメージ通りのパンフレットを作ることができます。
もくじ
①パンフレットを作る目的を決める
パンフレット制作で一番最初にすることは目的を決めることです。
なぜなら目的によりパンフレットの構成や内容が大きく変わるからです。
例えば以下のような目的で制作されます。
- ・新卒採用のための会社紹介
- ・営業先で渡すための商品一覧
- ・イベント開催のお知らせ
- ・新店舗オープンにお知らせ
こちらの写真はあけぼの印刷社が制作した茨城県大洗町にある観光案内拠点「うみまちテラス」のパンフレットです。
「うみまちテラス」を訪れた方向けの案内ツールとして制作したので、施設の紹介やサービスについて記載しています。
②パンフレット作るためのターゲット・ペルソナを決める
パンフレットのターゲットを決めペルソナを明確化します。
まずは「20代女性」のようにターゲットを決め、それを具体化してペルソナを作りましょう。
ペルソナとは、商品・サービスを利用するユーザーの人物像を設定する考え方です。
実際に存在するであろう一人の人物をリアルに想像することが求められます。
休日はどのように過ごすのか、平日はどのような仕事をしているか、どのような趣味を持っているかなど詳細に考えます。
ペルソナを設定すると、その人に響くコンテンツやデザインをイメージでき、誰か一人にしっかり響くパンフレットが完成します。
③パンフレットに掲載するコンテンツを決める
パンフレットの目的とペルソナにあわせてコンテンツを決めます。
まずはパンフレットに記載したいコンテンツを洗い出してみましょう。
そして洗い出したコンテンツをターゲット・ペルソナにあわせて精査します。
「そのコンテンツは目的を満たすために必要か」を問うてください。
例えば営業先で渡すための商品一覧パンフレットに新店舗オープンの情報は必要でしょうか。
洗い出した項目の中で目的にあうコンテンツのみを残すようにしてください。
パンフレットでよく目にするコンテンツをご紹介します。
ターゲットや目的によってパンフレットに掲載するコンテンツは異なります。
例えば商品・サービスの紹介パンフレットであれば以下のような項目がよく使用されます。
- ・表紙
- ・取り扱い商品・サービス一覧
- ・商品・サービスの特徴
- ・所在地・連絡先
新卒向けの採用パンフレットであれば、社員のインタビューや福利厚生について記載してもよいかもしれません。
他社のパンフレットも参考にしてみましょう。
さまざまなパンフレットのレイアウトを参考にできるWebサイトについてはこの記事の下部でご紹介します。
④パンフレットのデザインイメージを決める
パンフレットを手にとってもらうためにデザインは大切な要素です。
ペルソナを意識してコンテンツの配置や配色も行いましょう。
パンフレットのイメージカラーの決め方
パンフレットに使用する色で読み手に与える印象は大きく変わります。
まずはパンフレットでどのような印象を与えたいのかを決めましょう。
うみまちテラスのパンフレットはどのような印象を持ちますか。
「爽やか」「海風が気持ち良さそう」「シンプルでおしゃれ」と感じた方もいるのではないでしょうか。
与えたい印象にあわせてレイアウトの配色を決めます。
うみまちテラスのチラシは「爽やか、おしゃれ」という印象を与えられるように白、青、水色が使われています。
「どのような配色にすればよいかわからない」という場合は、パンフレットの参考サイトを見てイメージを膨らませましょう。
配色の黄金比率をご存知でしょうか。
統一感のあるデザインを作るために配色のバランスが重要です。
配色の黄金比率はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%と言われています。
使用する色の数が多くなると統一感のない印象を与えてしまうため、3〜4色に抑える方がよいと言われています。
デザインの基本についてはこちらの記事をご覧ください。
パンフレットの種類とは
パンフレットには以下のような種類があります。
- ・2つ折り
- ・3つ折り
- ・観音開き
- ・中綴じ
2つ折り
パンフレットの真ん中を2つに折ります。
外側は表紙と裏表紙、内側は見開き2ページの合計4ページです。
比較的よく目にするパンフレットです。
3つ折り
一枚の紙を3等分に折ります。
外側、内側ともに3ページずつの合計6ページです。
片手で簡単に持てるサイズまで小さくなります。
観光施設の案内パンフレットなどに使用されます。
観音開き
紙の真ん中で一回、さらに左右をそれぞれ半分に折り、一枚の紙を4等分にします。
パンフレットを開くと、左右でさらにもう一段階開くことができるパンフレットの形です。
外側は2ページ、一度開くと見開き2ページ、さらに開くと4ページの合計8ページです。
中綴じ
その名の通り紙の真ん中で綴じ、冊子にしたパンフレットです。
伝えたい情報量に合わせて、ページ数を変更できます。
パンフレットの全体構成を決める
パンフレットに掲載するコンテンツの項目をもとに構成を作ります。
チラシやパンフレットを見る時の人間の視線はZ型やN型と呼ばれます。
横書きのパンフレットであれば左上、縦書きであれば右上に視線が集まります。
視線が集まりやすい場所に伝えたい情報を配置するような構成にしましょう。
パンフレットで使用されるサイズ
パンフレットのサイズは全体の構成にあわせて選びます。
A4サイズ、B5サイズのパンフレットが一般的です。
観光施設の案内資料であれば手で持てる小さめのサイズ、会社の案内資料であればクリアファイルにしまえるA4、B5サイズといったように用途にあわせてサイズを決めるようにしましょう。
パンフレットを作るポイント
パンフレットを作る上での3つのポイントをご紹介します。
情報の整列
パンフレットで使うテキスト・画像は上下左右を揃えましょう。
情報が整列したパンフレットはとても理解しやすいため、伝えたい情報を伝えることができます。
また、テキストは中央寄せではなく左寄せにしましょう。
中央寄せでは各行の始まりが揃わず、パンフレットを見る人は常に視線を動かさなければならないので疲れてしまいます。
十分な余白を作る
パンフレットを作成する際に十分な余白を確保することはとても重要です。
右の図のように余白がないと窮屈な印象を与え、読みづらくなります。
一方で左の図のように十分な余白を作ると、読みやすいパンフレットになります。
目的に合わせてフォントを選ぶ
フォントにより相手に与える印象は異なります。
例えば明朝体は強弱のある線が特徴的で、高級・上品さを。
ゴシック体は均一な線が特徴的で、カジュアル・親しみやすさという印象を与えます。
与えたい印象にあわせてフォントを選ぶようにしましょう。
また使用するフォントは一つにしましょう。
同じパンフレットに複数のフォントを使用すると、統一感がない印象を与えてしまいます。
パンフレット作りで参考になる事例サイト
「どのようなパンフレットを作ればよいかわからない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そのような方は他社のパンフレットを参考にしてください。
さまざまなパンフレットのレイアウトを見ることができる3つのサイトをご紹介します。
Pinteresr(ピンタレスト)
PinterestはWeb上にある画像をブックマークし、保存できるアメリカ生まれのサービスです。
Pinterestは自分が今後参考にしたい画像を保存し、自分だけのパンフレット事例集を作ることができます。
パンフレット&チラシ見本帳
パンフレット、チラシ、カタログ、フリーペーパーのデザイン・レイアウトの参考サイトです。
運営者が実際の印刷物をスキャンして作成しています。
作品ごとに付いている印刷物の種類、サイズ、業界などのタグから絞り込むことができます。
大学入学案内、こどもちゃれんじ講座紹介などさまざまなパンフレットが掲載されています。
パンフレット作成ラボ
引用:パンフレット作成ラボ
あけぼの印刷社のパンフレット制作サービスについて
「企業の顔」ともいえるパンフレットはこだわって制作したいとお考えの方もいらっしゃると思います。
あけぼの印刷社では、長年培ってきた印刷技術を生かしパンフレットのデザインはもちろん製本方法や紙質までお客様のご希望を伺いながら制作しています。
パンフレットの制作実績
焼きいもの通販サイトを運営する茨城県の大倉商事様の会社案内パンフレットの制作を担当しました。
メインの製品である焼きいもを全面に押し出した表紙に仕上げています。
パンフレットの内側には仕入れから発送までを一貫して担う強みとオリジナル商品の魅力を伝えるデザインです。
あけぼの印刷社の特徴
当社にはデザインのプロフェッショナルが在籍しています。
経験を活かしお客様に満足いただけるパンフレットを制作いたします。
あけぼの印刷社の特徴
- ・丁寧なヒアリングを行います
- ・短時間・低価格で大量印刷が可能です
- ・お客様にあわせた最適なプランをご提案いたします
お客様のイメージをパンフレットにしっかり反映できるように丁寧なヒアリングを行います。
パンフレットの目的、手に取るお客様の年齢や性別、デザインのイメージなど、どんなことでもご相談ください。
お客様のパンフレット制作の予算にあわせて最適なプランをご提供いたします。
当社の印刷機は細かい文字や模様まで美しく仕上げることができます。
また、乾きやすい顔料油性インクを使用するため、大量の印刷を短時間で仕上げることも可能です。
当社のパンフレット制作についての詳細はこちらをご覧ください。
まとめ:目的にあわせた内容のパンフレットを作ろう
パンフレット制作で最も重要なことは目的を整理することです。
目的を定めずなんとなくで作り始めると、誰にも響かないパンフレットになってしまいます。
正しい手順で効果的なパンフレットを制作しましょう。
当社ではパンフレットの印刷はもちろんデザインの制作も行っています。
パンフレットの制作でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。