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お店のメニュー、次回来店時に使えるクーポン、新店舗の開店情報など自分のお店のチラシを店内に設置したいと考えている飲食店経営者の方もいるのではないでしょうか。
今回はつい手にとりたくなるチラシの置き方、他のお店にチラシを置いてもらう方法をご紹介します。
飲食店を例に解説しますがその他の小売店にも応用できますので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
代表的な3つのチラシの置き方
飲食店でチラシ、クーポン、フリーペーパーをつい手にとってしまったという経験のある方もいると思います。
その時、チラシはどのように置かれていましたか。
よく目にするチラシの設置方法を3つご紹介します。
チラシスタンド
飲食店の入り口、レジ、座席の近くでチラシスタンドを目にしたことはありませんか。
チラシスタンドには以下のようにいくつかの種類があります。
- ・テーブルに置くタイプ
- ・マガジンラックタイプ
- ・回転タイプ
お客様が手に取りやすそうな場所に、適切なタイプのチラシスタンドを選びます。
例えば、食事の提供に時間がかかるならテーブルに置くタイプ、お客様が順番待ちをする場所があるならマガジンラックタイプ、多くの種類のチラシを置きたい場合は回転タイプというように上手に使い分けましょう。
ランチョンマット形式
出典:マクドナルド
マクドナルドではトレイの上に紙のランチョンマットが敷かれています。上の画像のように食材の産地について記載されたり、採用募集の告知がされていたりさまざまです。
飲食店であればマクドナルドのようにランチョンマットとしてチラシを活用することもできます。
お客様がランチョンマットを持って帰ることはあまりありません。
お客様がその場でWebページの訪問ができるように、ランチョンマットにQRコードを掲載すると効果的です。
直置き
レジの横でチラシが積まれているのを目にすることもあるのではないでしょうか。
直置きはチラシが風で飛んでしまったり、レジから落としてバラバラになってしまうなどデメリットが大きいです。
一時的にチラシを置くだけであれば、わざわざチラシスタンドを購入しなくてもよいかもしれません。
ですが基本的にはチラシスタンドを活用することをおすすめします。
チラシスタンドのメリット
チラシスタンド、ランチョンマット、直置きという3つの置き方をご紹介しました。
最も一般的であるチラシスタンドのメリットについて解説します。
チラシを綺麗に設置できる
直置きの場合は風で飛んだりチラシを落としてしまったりする可能性がありますが、チラシスタンドを利用すればこれらの心配が不要になります。
チラシを綺麗に置けるので、お店の雰囲気を損なうことはありません。
また回転タイプのチラシスタンドを活用すれば、無駄なスペースをとらず複数のチラシを置くことができます。
どこにでも設置ができる
直置きの場合はチラシを置く台を準備しなければなりません。そのため、チラシを置く場所がレジ横などに限られます。
チラシスタンドがあればチラシを置く台がなくても、どこにでもチラシを設置することができます。
チラシを手渡しするための人件費がかからない
チラシスタンドはチラシを置いておくだけですので、ビラ配りの人件費がかかりません。
例えば時給1,000円で、1日8時間月に4回チラシを配布すると32,000円かかります。
1年間継続する場合384,000円の費用を負担しなければなりません。
ビラ配りほど短期間で多くの枚数を配ることができない点は注意が必要です。
つい手にとってしまうチラシの置き方の工夫
チラシの置き方やデザインを工夫するだけで、配布枚数に大きな差が出ます。
お客様がつい手にとってしまうような工夫をご紹介します。
置く場所を工夫する
お客様が手に取りやすい場所にチラシを置きましょう。
- ・混雑時の入店待ちタイミングで目に入る場所
- ・会計時にチラシを手に取れるレジの横
- ・注文前後でチラシを手に取れるテーブルの上
お客様が時間を持て余すタイミングで目に入るようにチラシを設置すると、持ち帰ってもらえる可能性が高くなります。
チラシを置く高さを工夫する
チラシを目線の高さに置くことも重要です。
小売店では目に入りやすく手に取りやすい高さにある商品に売上が集中するそうです。
垂直型のゴンドラであれば85cm〜150cm、張り出し型のゴンドラであれば最下部に売上が集中します。
この事例を参考にするとチラシを置く高さも重要ということがわかるのではないでしょうか。目に入りやすく手に取りやすい高さにチラシを設置すると、お客様に持って帰ってもらいやすいと言えます。
チラシの内容を一目でわかるようにする
チラシは数秒で必要か不要か判断をされると言われます。
チラシが隠れて見えないと、必要か不要の判断すらされません。
お客様がチラシスタンドを見た時に、一目で何のチラシかわかるようにし、「他のチラシと被ってしまい、チラシに何が記載されているかわからない」とならないようにしてください。
伝わるチラシのレイアウトの作り方についてはこちらの記事を参考にしてください。
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▼初心者でも作れる!効果の出るチラシレイアウトの制作手順と7つのコツとは
https://www.akebono-print.co.jp/2022/11/14/chirashi-design/
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チラシを置く時の注意
チラシスタンドは人件費をかけずにチラシを配ることができるため、とても便利です。
一方でチラシを置く際に注意すべき点もあります。
注意点を守り、効果的にチラシを配布しましょう。
屋外に置く場合は雨風の対策をする
チラシスタンドを屋外に置くと、雨に濡れてしまったり風で飛んでしまったりしますので、透明なチラシケースに入れるようにします。
強風が吹くと倒れることがあるので、チラシスタンドには重りを置きましょう。
お店の前にチラシが散らばっていたり雨で汚れたチラシを渡したりすると、評判の悪化につながる恐れがあります。
チラシの補充
屋外に置いたチラシは気がつかない内になくなっていることがあります。
チラシを手にとってくれたであろうお客様に、チラシ不足が原因で配れないかもしれません。
定期的に枚数を確認し、足りなければチラシを補充するようにしましょう。
定期的に効果測定をする
「チラシを配っていても効果測定をできていない」というお店も多いのではないでしょうか。
チラシを配布しただけにならないように、定期的な効果測定を行いましょう。
確認する項目には以下のようなものがあります。
- ・何枚のチラシを持って帰られたか
- ・来店・会員登録などの成果がどれくらい発生したか
- ・どこに置いたチラシが最も持って帰られたか
例えばA、B、Cと3つの場所で配布するとします。
それぞれのチラシスタンドに50枚ずつ用意しておきましょう。
1週間後に最もチラシの枚数が減っていた場所が、効果的な場所ということができます。
デザインや印刷などチラシを制作するために発生した工数や、費用に見合う効果が出ているのか確認しましょう。
効果を計測する方法は以下を参考にしてください。
- ・専用のクーポンをつけてその利用者数を計測する
- ・QRコードを掲載してWeb上で訪問数を計測する
- ・電話番号を掲載し、チラシきっかけの受電数を計測する
自分の店舗以外に置く方法
新規顧客の集客を促すために、自分のお店以外にチラシを置いてみるのはいかがでしょうか。
チラシを置いてもらうにはその店に依頼をしなければなりません。
まずは仲の良いお店のオーナーに相談をしてみましょう。
依頼するお店にお互いにチラシを置くという条件であれば、提案を受け入れてもらいやすいです。
チラシを置いてもらえる代表的な場所をご紹介します。
宿泊施設
ホテル・旅館などの宿泊施設はチラシを置かせてもらえる可能性が高いです。
宿泊施設の利用者は地域のおすすめ飲食店を知りたいというニーズがあるので、宿泊施設としても利用者に紹介できる飲食店があると便利です。
食事を提供している旅館ではチラシを置かせてもらえないこともあるので、ホステルやビジネスホテルなどを優先して依頼してみてはいかがでしょうか。
カフェ
お店のチラシをカフェに置かせてもらえるか確認してみるのはいかがでしょうか。
食事を提供しているカフェや、自分のお店と競合するカフェでは断られる可能性が高いです。
一方で軽食とドリンクのみを提供している場合や、提供する食事が全く異なる場合はチラシを置かせてもらえるかもしれません。
店内の雰囲気を重視するカフェが多いので、カフェのインテリアを損ねないデザインのチラシを制作しましょう。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは朝早くから夜遅くまで仕事をしているビジネスマンがいます。
昼ごはんや少し休憩したい時に利用できる飲食店は利用者が知りたい情報の一つです。
コワーキングスペースの利用者だけが利用できるクーポンをチラシにつければ、置いてもらいやすくなるかもしれません。
まとめ:チラシは場所や高さを意識して設置しよう
集客につながるチラシは何も考えずに置いてしまうと、お店の雰囲気や評判を損なう可能性があります。
チラシスタンドの活用や雨風の強い日の対策を必ず行いましょう。
デザイン、場所、高さを工夫すると効果的にチラシを配布することができます。
あけぼの印刷社ではチラシの印刷はもちろん、オンライン・オフラインを問わず総合的なマーケティング支援も行っています。
店舗への集客でお困りの際はお気軽にご相談ください。