初心者でも作れる!効果の出るチラシレイアウトの制作手順と7つのコツとは

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「どうすれば効果の出るチラシレイアウトを作れるかわからない。」
「チラシレイアウトの事例をみたい」と考えるノンデザイナーの方もいるのではないでしょうか。

目を引くレイアウト、商品の購入につながるレイアウトを作るにはコツが必要です。この記事ではチラシレイアウトの制作手順やポイントをご紹介します。ぜひ、効果の出るチラシレイアウトを作る際の参考にしてください。

チラシレイアウトを制作する手順

「チラシレイアウトを作りたいが、何から始めたらよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

レイアウトを作る際に、いきなりデザインを考えはじめてはいけません。目的とターゲットを整理して、レイアウトを作りましょう。

チラシの目的とターゲットを整理する

チラシのレイアウトを作る際は、まず目的とターゲットを整理しましょう。

なぜなら目的とターゲットによりチラシで伝える情報や配色が変わるからです。上の2枚のチラシを見て全く違う印象を受けたのではないでしょうか。

実際にチラシのレイアウトを見て、以下のような目的とターゲットを推測してみました。目的とターゲットが異なるため全く違うチラシのレイアウトとなっています。

チラシレイアアウトで伝えたい情報を決める

チラシの目的・ターゲットにあわせて、伝えたい情報を整理しましょう。チラシは大きさが決まっており、伝えられる情報には限りがあるため取捨選択が必要です。チラシの中に入れたい情報は一度網羅的に洗い出し、優先度をつけて精査します。

ケーキ屋のチラシの目的はクリスマスケーキの事前予約を獲得することなので、ケーキのイメージ、値段や予約期間などが目立つようになっています。

一方でスーパーのチラシはお得な商品がたくさんあることを知らせて来店してもらうことが目的なので、ひとつひとつの商品の値段はあまり目立ちません。写真を使ってどのような商品がお得に購入できるか直感的にわかるチラシです。

チラシのレイアウトで与えたい印象を決める

ターゲットにあわせて与えたい印象を整理しましょう。ケーキ屋のチラシは「かわいい」「ケーキが美味しそう」という印象を受けます。

子供を持つ主婦をターゲットとしているためこのようなレイアウトになったと推察できるのではないでしょうか。スーパーのチラシは「豪華」「にぎやか」という印象を受けます。年末年始にふさわしい縁起の良さを感じ取ることができます。

チラシのレイアウトで使用する配色を決める

与えたい印象にあわせてレイアウトの配色を決めます。ケーキ屋のチラシは「かわいい」という印象を与えられるようにピンクをベースカラーとしています。

スーパーのチラシは「にぎやか」「縁起が良い」という印象を与えられる様に赤色をベースカラーとしています。

「どのような配色にすればよいかわからない」という場合は、チラシレイアウトの参考サイトを見てイメージを膨らませましょう。目的、ターゲット、伝えたい情報、与えたい印象、配色を決めた後は実際にレイアウトを作っていきます。

チラシレイアウトの7つのコツ

効果的なチラシを作るにはいくつかのコツがあります。
ノンデザイナーでも今日から使える7つのコツを紹介します。

消費者のチラシに対する視線は「Z型」もしくは「N型」と呼ばれています。横書きのチラシの場合人間の視線はZ型に動き、縦書きのチラシの場合はN型に動きます。この人間の視線にあわせてチラシのレイアウトを作りましょう。一番視線が集まるところに興味を引く見出しを置き、チラシ全体を見てもらえるように工夫をします。

チラシの情報は整列させる

チラシに掲載するテキストや画像は上下左右を揃えて整列させましょう。情報が整列すると、理解しやすくなり、伝えたい情報が伝わる効果的なチラシとなります。

テキストは中央寄せではなく左寄せにしましょう。中央寄せにすると、各行の始まりが揃わないため、チラシを見る人は常に視線を動かさなければならず疲れてしまいます。

フォントは統一する

チラシに使用するフォントは統一するようにしましょう。一枚のチラシで異なるフォントを多用すると、統一感がない印象を与えてしまいます。また、チラシで与えたい印象とは異なる印象を与えてしまうかもしれません。

わかりやすい言葉選び

チラシにはわかりやすい言葉を使用します。読み仮名が難しい漢字や一目で意味を理解できない言葉は避けましょう。

キャッチーな言葉を選ぶのではなく、相手に伝わる言葉を選びます。
例えば「お値段以上」という言葉をチラシに使うとします。これは家具専門店のニトリのキャッチコピーです。認知度の高いニトリだから使える言葉ですが、認知度の低い企業がこの言葉を使用しても、あまり伝わりません。
「高品質をお手頃価格で」など内容が伝わる表現を使用することが重要です。

チラシ内の表現を統一する

チラシの中に表記揺れがないようにしましょう。
例えば値段表記の際に、一方は「5,000円」と記載されているのに対してもう一方は「¥5,000」と記載されているとします。

細かな点ですが、表記の違いが気になる消費者もいます。チラシの中に表記揺れがあると「細部に気を配らない企業」という印象を与えてしまうかもしれません。

配色は70:25:5

効果のあるチラシのレイアウトを作るには、配色のバランスが重要です。配色の黄金比率はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%と言われています。

色の数が多くなると統一感のない印象を与えてしまうため、配色に意図がない場合は3〜4色に抑える方がよいと言われています。

余白を取る

チラシのレイアウトで適度な余白を確保することはとても重要です。
右の図のように余白がないと窮屈な印象を与え、読みづらくなります。
一方で左の図のように十分な余白を作ることで、落ち着いた印象で読みやすいレイアウトになります。

チラシレイアウトの参考サイト4選

チラシレイアウトを作る際に、「どのような情報を記載すればよいかわからない。どのような配色にすればよいかわからない」と感じたことのある方は多いのではないでしょうか。

そのような場合は他社のチラシを参考にしてみてはいかがでしょうか。さまざまなチラシのレイアウトを見ることができる4つのサイトをご紹介します。

Pinteresr(ピンタレスト)

引用:Pinteresr(ピンタレスト)

PinterestはWeb上にある画像をブックマークし、保存できるアメリカ生まれのサービスです。
Pinterestは自分のコレクションを作れるところが特徴的です。自分が今後参考にしたい画像を保存し、自分だけでのチラシ参考事例集を作ることができます。またPinterest内で人気クリエイターの作品を検索することもできます。

パンフレット&チラシ見本帳

引用:パンフレット&チラシ見本帳

パンフレット、チラシ、カタログ、フリーペーパーなどのデザイン・レイアウトの参考サイトです。運営者の方が実際の印刷物をスキャンして作成しています。作品ごとに付いている印刷物の種類、サイズ、業界などのタグから絞り込むことができます。最近では「東京オリンピック オフィシャル ライセンス プロダクト」のカタログが投稿されています

FLYER ARCHIVE JP

引用:FLYER ARCHIVE JP

1999年から現在までのチラシ・フライヤーのデザインを運営者がスキャンしてまとめているWebサイトです。主に、美術展や映画・音楽イベントのフライヤー・チラシが集められています。20年以上前のチラシを閲覧できるのが特徴的です。

ラクスル

引用:ラクスル

印刷機のシェアリングサービスを展開するラクスル株式会社は無料でチラシのテンプレートを提供しています。業界、色、「かわいい」・「シンプル」などのイメージからもチラシを検索することができます。ラクスルの特徴は、テンプレートでデザインを作ったら、そのまま印刷できる点です。

あけぼの印刷社はチラシレイアウト制作の事例

保険のサービスを取り扱っているT社様から、茨城県にいる2万人の教職員の方がお得に加入できる自動車保険の「チラシ制作」をご依頼いただきました。
当社にご依頼を頂いたきっかけは、2年前に作ったこの自動車保険の認知に課題を感じていたことです。

お客様がチラシを見た際に、「保険料がどのくらい安いのか」や「保険に加入するための条件」など、視覚的に見てすぐ内容が分かるように数字を大きく目立たせる工夫をしました。

まとめ:チラシレイアウトのコツを掴んで効果的なチラシを作ろう

レイアウトのコツを抑えると、ノンデザイナーでも効果の出るチラシを作ることができます。他社のチラシを見て、「どのような目的で、誰をターゲットとしたチラシか」を考えてみてください。きっと参考になるはずです。チラシの読み手の立場になり、わかりやすいレイアウトを作りましょう。

あけぼの印刷社ではチラシ制作をデザインから印刷、仕分け・発送業務や折込会社への納品まで一括で対応いたします。当社にはWebマーケティングのプロフェッショナルも在籍しているため、チラシとWeb広告を連動させ、効果の最大化を図ります。

当社のチラシ制作の事例の詳細はこちらの記事をご覧ください。


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