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当社では、今年の1月にTwitterのフォロワー1万人を達成することができました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。
そこで、これまでの感謝の気持ちを込めて、当社がこれまでに行ってきたアクションや、運用の中で発見したフォロワーを増やすポイントを共有させていただきます。本記事を通じて、少しでも皆様のお役に立つことができれば幸いです。
この記事に掲載されているノウハウを既に実践している方々も多くいらっしゃるでしょうし、見る人によっては常識と思われる内容もあるかと思います。あくまで「あけぼの印刷社はこのようにしてフォロワー1万人を達成した」というひとつのケースとしてご参考にしていただければと思います。
また、本記事は、当時の当社と同じような状況にある方々向けの内容となっています。具体的には、「Twitter運用を続けているけれど、フォロワーが伸び悩んでいる」「5000人以降フォロワー数がなかなか増えない」といった課題を持っている方々です。このような課題に対して、当社がどのようなアクションをとってきたのか、どのような知見を獲得したのかなど、余すことなくご紹介します。
Twitterを開設したばかりという場合は、以下の記事をご参照ください。
▼1ヶ月で800フォロワー!企業公式Twitter運用で意識した7つのこと
https://www.akebono-print.co.jp/2020/11/10/knowledge-twitter01/
Twitter運用の目的
まず最初に当社のTwitterを運用する目的をお伝えします。
①企業ブランディングのため
当社では、自社のブランディングを目的にTwitterの運用を行なってきました。具体的には「茨城県でのBtoB企業として会社の箔をつけること」です。
新しいお客様との打ち合わせの際に、企業公式アカウントで1万人もフォロワーがいるとなれば、会社としての信頼感も高まります。またSNSを使った集客施策を提案する際の実績としても活用できると考えました。このように会社としての箔をつけるために、フォロワー1万人を目指してTwitterの運用を行いました。
②自社の強みを磨くため
現代では、Webと同様にSNSを活用することが企業のマーケティンング活動にも不可欠になっています。茨城県という地域柄、WebやSNSにまだまだ着手していない企業も多くあります。
その中で、SNSを実際に活用しノウハウや成果を上げていくことで、他の企業にはない強みを磨くことになり、お客様により魅力的なご提案ができるようになります。お客様の集客支援を行うプロフェッショナルとして、印刷・Web・SNSといったあらゆる集客ツールに精通しておく必要がありました。
フォロワーの推移
続いて、実際に当社のフォロワーの推移をみていきましょう。
2020年の10月にTwitterのアカウントを開設し、本格的に運用を始めたのは2021年の4月からになります。4月の時点ではフォロワー数は3000人程度でしたが、目標を立て日々試行錯誤を行った結果、2022年の1月に1万人フォロワーを達成することができました。
具体的なフォロワー数の推移は以下の通りです。
グラフで見ると右肩上がりで着実に成果を出しているように見えますが、振り返ってみると、地道な試行錯誤の結果、少しずつフォロワーが増えていったように感じます。
フォロワーを増やすために実践したTwitter運用
ここからはフォロワー数を増やすために当社が実践してきたことや、運用する中で発見した知見を「フォロー」「タグ」「リプライ」「番外編」「運用体制」という項目に分けてご紹介します。
①フォロー
確実にフォロワーを増やすために、当社では「茨城県を中心に、企業アカウントをフォローし、フォローバックを狙う」ことを基本方針としました。Twitterでは、1日100件までフォローをすることができますが、フォローをし過ぎるとアカウントが停止されてしまう恐れがあるので注意が必要です。
POINT1:1.5倍フォローする
一つ目のポイントは「目標の1.5倍をフォローすること」です。例えば、月に1000人のフォロワーを増やしたいならば、ひと月に1500人はフォローをする必要があります。
当社でも、全てのアカウントがフォローバックしてくれるわけではないと考え、毎月1000(目標数)×1.5倍のフォローを行いました。実際に月1500人のフォローを行うためには、2日で100件のフォローをする必要があり、想像以上に大変な作業です。しかし、1万人という目標を達成するためには避けて通れない過程でもあります。
POINT2:フォロワー数<フォロー数を気にしない
フォロワー数よりもフォロー数の方が多いと見栄えが悪いという理由で、これらの比率を気にする場合は少なくないでしょう。しかし、当社では「最初はガンガンフォローする。フォローとフォロワーの比率が気になるのであれば、目標を達成してから対応すればよい」と考えています。まずは、目標のフォロワー数を達成することを最優先に運用を行いました。
POINT3:フォローバックされやすいアカウントを見極める
フォローバックをしてもらうことでフォロワーを増やすという戦略の場合、重要なのは「フォローバックをしてくれるアカウントを見極めること」です。ポイントは、ズバリ「アクティブユーザーをフォローすること」です。
ここでは、当社のTwitter運用者が見つけた、アクティブユーザーかどうかを見分ける秘伝の技をご紹介します。(これらのコツを見つけるまでが本当に大変でした。。汗)
最終ツイートの日にちをチェックする
より多くのユーザーからフォローバックをされるためには、アクティブにTwitterを活用しているユーザーを中心にフォローしていく必要があります。ずっと放置されているアカウントをフォローしても、フォローバックにはつながりません。
アクティブユーザーがどうかは「最終ツイートの日にち」を見ることで、ある程度見極めることができます。また、最終投稿日や投稿の頻度、いいね欄をチェックすることで、ユーザーがどの程度Twitterを利用しているかを判断することができるでしょう。
Twitterのアカウント開設日をチェックする
Twitterを開設したばかりのアカウントは「できるだけフォロワーを増やしたい」と考えるため、フォローバックをしてもらえる確率も高まります。また、初期からフォローしやりとりを重ねることで、その企業との親密度も向上し、支援しあう関係に発展していくことも期待できます。
アクティブユーザーのフォロワーをチェックする
アクティブなユーザーのフォロワーには、アクティブなユーザーが多い傾向にあります。アクティブユーザーを見つけたら、そのフォロワーをチェックし、上記の開設年度や投稿数をチェックしましょう。アクティブなユーザーを起点にフォローするアカウントを探すことで、「どのアカウントをフォローすればよいか?」という悩みは段々となくなっていくでしょう。
②タグ
今やSNSの投稿には欠かせない#タグですが、上手に活用できているでしょうか。
以下でPOINTをご紹介します。
POINT1:メジャーなタグを抑える
タグの数は非常に多く、最初は「どのタグをつければよいかわからない」ということもあるでしょう。当社ではまずメジャーなタグを使用することから始めました。
具体的は、
- ・「#企業公式が地元の天気を言い合う」
・「#企業公式夏のフォロー祭り」
・「#企業公式相互フォロー」
・「#企業公式がお疲れさまを言い合う」
など、多くの企業公式のアカウントが使用するタグを必須で付け、投稿を行うようにしていました。
また、「#何がとは言わない」というタグは、フォローしてほしいということを伝え合うタグになっています。フォロワー数が200、500、1000、5000など、キリの良い数字の目前に使用されます。「もう少しでキリの良い数字になるけど、少しフォロワーが足りない」と言う時にはこのタグを活用しましょう。
POINT2:タグの探し方
レコメンドされるタグを使用する
ツイートをする際に、「#企業」と入力すると、多くのユーザーが使用しているホットな「#企業」のタグがレコメンドされます。「どのタグを使うべきか分からない」という場合は、このようにレコメンドされるタグを使ってみましょう。
他のアカウントが使用しているタグを真似する
メジャーなタグ以外にも、企業公式アカウントの中で多く使用されているタグがあります。このようなタグを見つけるには、他の企業公式アカウントのツイートを参考にする必要があります。フォロワー数の多いアカウントや、いいね数の多い投稿を見つけたら、どのようなタグを使用しているかを確認し、自社の投稿に活用しましょう。
目的に応じてタグを使い分ける
タグを使用した後は、「どのタグを使用すると高い反応があるのか」「そのタグによって届くユーザーはどのようなアカウントなのか」など、各タグによって得られる効果を分析しましょう。そうすることで、投稿内容や目的に合わせて最適なタグを選択できるようになります。効果的にタグを活用するためにも、PDCAサイクルを回し、常に改善していくという姿勢が重要です。
③リプライ
リプライの強みは、実際に企業公式アカウント中の人たちと比較的ラフにコミュニケーションをとることができる点です。取引先との打ち合わせや、メールでのやり取りとは異なるため、上手に活用することで、アカウント同士の親密性を高めることができます。
例えば、フォロワーの目標が近づいた時に、応援ツイートをしてくれたり、キリバンを達成したときには、お祝いのリプライをしてくれるということもあります。このように日々の交流を通じて、支援したりされたりという、相互支援の輪が広がっていきます。
また、当社では、実際にその月の目標まで40フォロワー足りない時に、リプライを活用して、フォロワー数を増やすこともできました。
POINT:営業感のあるリプライは避ける
リプライはネット上のコミュニケーションですが、中身は人間同士のやり取りです。自分の発言で「相手を不快な気持ちにさせない」という当たり前のことが非常に重要になります。もちろん、一方的なお願いや、営業感の強いリプライはNGです。十分に注意しましょう。
また、テキストだけのやりとりになるため、文章の内容や言葉使い、絵文字などの使い方を工夫する必要があります。リプライを活用する際は、コミュニケーションセンスのある人や、SNSに通じている人に相談してみてもよいでしょう。
番外編
ここでは、番外編として、実際にTwitterの担当運用者が「面白い!すごい!」とおもわず唸ってしまったTwitterの使い方をご紹介します。
POINT リアルとTwitterを組み合わせる
突然、お洒落なカレンダーが当社に届きました。実はこれは新和製作所さんからのDMでした。
非常にクオリティの高いカレンダーで、思わず感動してしまいました。
担当者様からは、TwitterのDMを通じて、郵送したことなどをご連絡いただきました。
12月の年末も近い時期だったため、カレンダーという商品とも相性がバッチリでした。このように季節や時勢などを考慮しながら、自社製品の魅力が伝わる方法を考え、その手段としてTwitterでのコミュニケーションを活用することも非常に有効です。また、これらをツイートしてもらえれば、更に認知獲得を促すことができるなど、好循環を生み出すことにもつながります。
SNSの特徴を活かしながら、企業の商品の魅力を十分に伝えている好例としてご紹介させていただきます。
④運用体制
ここまでは、主に実務的なTwitterの使い方に焦点を当てて解説をしてきました。ここでは、SNS運用を成功させるために欠かせない、運用体制のポイントをご紹介します。
Twitterアカウントの運用は重要な業務ですが、一見すると「仕事中にスマホで遊んでいる」という風にも思われかねません。そのため、周囲のSNS運用への理解や、その業務の重要性や目的をきちんと共有しておく必要があります。
POINT:数値目標と現在状況を共有する
当社では、1万人フォロワーの達成というゴールと、毎月の目標フォロワー数を共有し、フォロワーの推移などの、進捗状況を毎回の打ち合わせで報告する体制を整備しました。
Twitterというメディアで行うマーケティング活動として、部署全体が同じ意識で取り組むことで、日常的に「こういうツイートが面白かった」「このアカウントは参考になるかもしれない」など、部全体で情報共有をすることにもつながりました。
目標達成のためには、Twitter運用担当者が孤立しないような体制作りを整備することも重要になります。
終わりに:Twitter運用を成功させるために
ここまで、当社がTwitter1万人を達成するために実践したことをご紹介してきました。ご参考になるものが一つでもあれば幸いです。
Twitterを本格的に運用し始めた当初は「本当にフォロワーが増えるのだろうか」「自分のやり方はあっているのだろうか」と、不安に思うことばかりでした。実際に1万人という目標を達成してみて感じたことは、なによりも「毎日継続すること」が重要だということです。もちろん、毎回の投稿やタグの分析、振り返りにも力をいれて行ってました。それでも、いきなり先週の投稿にいいねがつくこともあれば、あるツイートをきっかけにフォロワーが一気に増えたこともありました。未だに「どのような投稿が正解なのか」「効果的な投稿とはいったい何なのか」という問題に、明確な答えを持っているわけではありません。ですが、「ずっとアクティブに試行錯誤し続けることに意味がある」と自信を持って言うことができます。
皆さまがTwitter運用で躓いた時、悩んだ時に当社の体験談が参考になれば幸いです。
引き続き、あけぼの印刷社をよろしくお願いいたします。