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「SEO対策をしたほうがいいのはわかっているけど、何から始めたらいいかわからない」
「なんとなくSEO対策はしているつもりだけど、効果が出ていない」
こんな悩みを持ったことはありませんか?
SEO対策については、「やることが多そう」「難しそう」といったイメージを持たれることが多いです。
これは、SEO対策についての情報がネット上に溢れていて、その内容もレベル感もさまざまであることが原因です。
しかし実際は、SEO対策は誰にでもできるもの。
そこで、SEO対策の基本的な考え方と方法を初心者にも分かりやすくまとめました。
本記事の内容をマスターして、自社メディアのSEO対策を実践し、流入数を増やしましょう。
もくじ
SEOとは
SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称です。
GoogleやYahoo!の検索結果は、検索エンジンからの評価によって各コンテンツの表示順が決まる仕組みになっています。
自社の記事が検索エンジンに高く評価され、検索結果で上位に表示されるための手法を「SEO対策」といいます。
SEO対策をするメリット
検索結果10位の記事のクリック率は1.34%であるのに対し、検索結果1位の記事のクリック率は13.94%であるという調査結果があります。
このクリック率を流入数に置き換えると、その差は圧倒的なものですよね。
SEO対策をするメリットとしては、
- ・自社メディアへの流入数が増える
- ・中長期的に安定した集客を見込める
- ・ニーズがすでに高い顧客が流入するため、コンバージョン率が上がる
- ・無料(人件費のみ)で施策を行える
などが挙げられます。
SEO対策の本質
SEO対策としてはさまざまな施策がありますが、その本質は「ユーザーの検索体験の最適化」であると言えます。
これはどういうことでしょうか。
そもそも、検索結果に表示される記事はユーザーごとに異なるうえに、日々変化しています。
検索エンジンは、各ユーザーの好みや社会全体のトレンドに合わせて、最もユーザーが心地よいと感じるであろう検索結果を表示しているからです。
つまり、”言われた通りにSEO対策をすれば上位表示される”のではなく、”ユーザーに選ばれる記事が上位表示される”のです。
SEO対策とは決して小手先のノウハウではないということを意識しましょう。
Googleの基本思考を理解しよう
ここまで「検索エンジン」という言葉を使ってきましたが、検索エンジン=Googleと考えて問題ありません。
日本ではGoogleとYahoo!をあわせたシェアが9割以上で、Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを使っているからです。
Googleは、「ユーザーにとって最適な検索結果を表示したい」と考えています。
そのため、記事を公開する私たちは、Googleが目指す理想の検索結果の一部として記事を活用してもらえるよう、Googleの検索結果表示の方針を理解して記事を作る必要があります。
Googleの検索に対する大まかな方針は以下の通りです。
- ・関連性と信頼性が最も高い情報を提供する
- ・情報アクセスの機会を最大化する
- ・情報を最も分かりやすい形式で提供する
より詳しく知るには、Googleのヘルプページを読み、常に最新情報をチェックするようにしましょう。
ここではGoogleが特に大切にしている、情報の信頼性に関する2つの考え方を紹介します。
E-A-Tとは
Googleが最重視する記事の評価基準が「E-A-T」です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
これら3つの頭文字をとっています。
つまり、発信元の信頼性があり、専門的な内容が嘘偽りなく記載されていることが重要です。
E-A-Tを満たしているかのGoogleによる判断基準としては、例えば記事に記名があることや、別の場所でその記事が言及されていることなどが挙げられます。
YMYLとは
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略です。
人々の幸福、健康、経済的安定をはじめとした、”安全に影響を与える可能性のある検索結果”は特に慎重につくられています。
記事内容の信頼性は近年特に重要視されるようになっており、YMYLに含まれるトピックは健康やお金にとどまらず、時事問題、法律、ショッピングなど多岐にわたります。
YMYLに該当しそうな分野の記事は、特にE-A-Tが担保されるように意識しましょう。
「おすすめ」などの主観的な意見にとどまらず、客観的な事実を十分に含むことも重要です。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、良質な記事の制作によってSEO対策を行うことです。
そのようなSEO対策を目的とした記事を「SEO記事」と呼びます。
ここからは、SEO記事を作るステップを解説します。
キーワード選定をする
まず、どんなキーワードで検索されたときに記事を上位に表示したいのか、つまりどんなキーワードで検索をしている人に記事を読んで欲しいのかを考えます。
キーワード選定にあたっては、検索ボリュームが大きいキーワードを狙うのか、小さいキーワードを狙うのかという論点があります。
狙うキーワード | メリット | デメリット |
---|---|---|
検索ボリューム大 (ビッグワード) | 上位表示されれば多くの流入を見込める | 競合記事が多く上位表示されづらい |
検索ボリューム小 (ロングテールキーワード) | 競合記事が少なく上位表示を狙いやすい | 見込める流入が少ない |
それぞれ上記のようなメリット、デメリットがあるので、扱う商材の特徴やメディアの運用目的などの要素をもとに、どれくらいの検索ボリュームのキーワードを狙うか決めましょう。
検索意図を分析する
ここが最も重要なステップです。
まず前提として、検索ユーザーは決して「記事を読みたい」というポジティブな気持ちで記事にたどり着いているわけではありません。
「悩みを解決したい」「願いを叶えたい」といった課題を持っているからこそ”仕方なく”検索をし、記事にたどり着いているのです。
つまり、「検索ユーザーに選ばれる質の高いコンテンツを作る」こととは、「検索に対するソリューション(解決策)を提案する」ことと言えます。
適切なソリューションを提案するには、まずは検索に至った意図を正しく把握する必要があります。
検索意図は、いかなる場合でも以下の4つに分類できます。
- ・Know(知りたい)
- ・Go(行きたい)
- ・Do(やってみたい、試してみたい)
- ・Buy(買いたい、申し込みたい)
さらに、検索意図を把握する上では、検索キーワードそのままの意味だけでなく、隠れた”潜在ニーズ”までイメージすることが重要です。
潜在ニーズを想像する際は、「ぶっちゃけ/どうせなら、〇〇がいい」という構文で考えます。
例えば、上に挙げた4パターンの検索意図の潜在ニーズとしては、以下のようなものが挙げられます。
Know:どうせ知るんだったら・・・
すぐに知りたい、最新の情報を知りたい、わかりやすく知りたい
Go:どうせ行くんだったら・・・
移動時間を短縮したい、迷子になりたくない、混雑した道を避けたい
Do:どうせやってみるなら・・・
楽したい(簡単に、時短で、無料でやりたい)、失敗したくない(おすすめの方法、人気の方法、始めるタイミング、メリットとデメリットを知りたい)
Buy:どうせ買うなら・・・
失敗したくない(口コミを知りたい、他の商品と比較したい)、得をしたい(最安で、中古で買いたい)
自分自身が何か検索をする際も、上記のような気持ちを持っていることが多いのではないでしょうか。
さらに、4つの分類から検索ニーズを想像するだけでなく、「サジェストキーワード」と「関連キーワード」からもどんなニーズで検索している人が多いのかを判断することができます。
サジェストキーワードと関連キーワードには、実際によく検索されているキーワードが表示されます。
自分が普段使っているブラウザは検索結果が自分好みに最適化されているので、シークレットモードのブラウザを開いてこれらを調べてみましょう。
これらの方法で、多角的に検索ユーザーのニーズを分析します。
ユーザーがそのキーワードで検索するに至ったストーリーを掴めば、自ずとどんなソリューションを提供すればいいか見えてくるでしょう。
競合記事を分析する
ユーザーのニーズを掴んだうえで、その検索キーワードで調べたときに上位表示されている記事の分析をします。
なぜ競合記事を見る必要があるのでしょうか。
それは、現在検索結果の上位に表示されている記事は、実際にユーザーに選ばれている記事だからです。
現在ユーザーに選ばれている記事では、誰が、どんな情報を、どのように発信しているのかということをまとめてみましょう。
そうすると、選ばれる記事の傾向や、競合記事と差別化できそうなポイントが見えてきます。
具体的には、検索結果に表示された上位10記事(広告やECサイトは除く)に対して、例えば以下の項目を洗い出してみるといいでしょう。
- ・タイトル:含まれているキーワードは?
- ・発信元:企業か個人か?どんな目的でこの記事を書いたのか?
- ・記事の構成(見出しを洗い出す):概要は?重点的に触れている内容、触れていない内容は?
競合記事を分析することで、ユーザーの検索意図をさらに正確に把握できるほか、タイトルや見出しにどのようなキーワードを入れるべきか見定めることができます。
仮タイトルと記事構成(見出し)を考える
文章を書き始める前に、仮タイトルと記事構成を考えましょう。
記事構成は、見出しを並べる形で書き出します。
Googleが良いと評価するタイトルのポイントは以下の通りです。
- ・ページの内容を適切に記述している
- ・各ページには固有のタイトルがついている
- ・簡潔で説明的なタイトルをつける
「この記事を読むか読まないか」は、タイトルを見て判断することが多いですよね。
ぱっと見ただけで「この記事は誰にどんなソリューションを提示しているのか」が分かるようなタイトルをつけましょう。
見出しを構成するときのポイントは以下の通りです。
どんな順番で何が書いてあるのかが明確である
hタグの階層が順序通りである(h1→h2→h3…)
また、検索エンジンに記事が評価される際、タイトルと見出しにはキーワードが含まれていた方が良いとされています。
特にタイトルでは、できるだけ前方に分かりやすくキーワードを含むようにしましょう。
記事の文章を書く
最後に、構成に沿って文章を執筆します。
ここで、読み手は「記事を読みたい」というポジティブな気持ちではなく、「悩みを解決したい」「願いを叶えたい」という課題感から、仕方なく検索をして記事を読むということを思い出してみましょう。
そのような読み手にとってはどんな文章が望ましいでしょうか?
SEOに強い文章のポイントは以下の4つです。
- 認知負荷を下げる
- 受容度を上げる
- 事実ベースで書く
- 読むモチベーションを上げる
1. 認知負荷を下げる
記事を開いたときに「読みやすそう」という第一印象を持ってもらうために、レイアウトや空白の取り方はとても重要です。
また、一文には一つの意味だけを含んだり、冗長な表現を避けたりすることで一文を短く簡潔にすることや、難解な内容は初見でもぱっと理解しやすいように噛み砕くことを意識しましょう。
2.受容度を上げる
記事内容や発信元をよく知らない読み手にも、好ましい印象を持ってもらえるよう努めましょう。
例えば文体をターゲットの好みに合わせること、読み手との適切な距離感や、「そうそう、これが知りたかった」と共感を得られるような話の進め方にすることが重要です。
3.事実ベースで書く
検索ユーザーの多くは、意見ではなく事実を求めて記事を訪れます。
意見に当たる表現は、例えば「おすすめ」「〜と思います」などが挙げられます。何が事実で何が意見なのか考えながら書き進めましょう。
また、数字を盛り込める部分には数字を盛り込むことで、事実としての納得感を高めることができます。
4.読むモチベーションを上げる
読み手は、「この記事、本当に読む意味あるかな?」と不安な気持ちを抱えて記事を読み始めます。最後まで読んでもらうには、読み手のモチベーションを上げることが大切です。
記事を読むメリットは記事の冒頭で述べる、目次を使って今どのあたりを読んでいるのか分かりやすくする、問いかけを挟んで考えることを楽しんでもらうなどの方法を取り入れてみましょう。
SEOの内部対策
ここまで、それぞれの記事のSEO対策方法を解説してきましたが、コンテンツSEOだけでなくサイト自体の仕組みや要素を改善する「内部対策」も重要です。
どんなにコンテンツSEOを頑張っても、検索エンジンにページを発見してもらい、内容が正しく伝わらなければ意味がありません。
検索エンジンは、Webサイト上を巡回し各ページを評価しています。これを「クロール」といいます。
内部対策の主な目的は、検索エンジンに記事を見つけてもらい、内容を正しく理解してもらい、「検索ユーザーにとって最適」と評価してもらえるよう促すことです。
内部対策としてはたくさんの手法がありますが、特に重要なものを4つ解説します。
サイトマップを作成する
クロールを促すために、サイト全体のページ構造をリスト形式で記述したサイトマップは特に重要です。
ユーザーのためのものはHTML、クローラー(クロールをするロボット)のためのものはXMLというコードで作ります。
サイトマップがあるだけで、ユーザーにとってもクローラーにとってもどこにどんな記事があるかが分かりやすくなるほか、新しいページやページ更新をいち早くクローラーに知らせることができます。
無料の自動作成ツールや、WordPressのプラグインによって簡単に作ることができるので、内部対策の第一歩として行いましょう。
内部リンクを効果的に設置する
内部リンクとは、自社サイト内で記事どうしをつなぐリンクのことを指します。
クローラーはリンクを辿ってサイト内を巡回するので、内部リンクによってクロールを促すことができます。
サイト内のどこに何があるか分かりやすいことや、関連性の高いページをすぐに訪問できることは、ユーザーにとってもメリットです。
また、そのようにユーザーがサイト内を活発に回遊することで、Googleからの評価も上がると言われています。
内部リンクは自社サイト内のさまざまな場所に設置することができます。
1.パンくずリスト
各記事の上部に設置するもので、ユーザーが今サイト内でどこを経由してどの位置にいるのか把握するのに役立ちます。
ちなみに「パンくずリスト」という呼び名は、童話『ヘンゼルとグレーテル』で兄妹がパンくずを道に落として道しるべとしたことに由来しています。
2.グローバルナビ
サイト上部の最も目立つ部分に、テーマごとに設置します。ユーザーは自分が探しているコンテンツを見つけやすくなります。
3.サイドバーやフッター
画像で示している部分がサイドバーです。
アクセス数が多い記事を並べたランキングや記事をまとめたカテゴリーページを表示することが多く、関連性の高い記事を見つけやすくなります。
フッターは記事の1番下の部分で、その記事の関連記事リンクを設置することが多いです。
4.アンカーテキスト
記事の途中で、内容を補足するために別の記事のリンクを設置します。
ユーザーは疑問点を解消し記事内容についての理解を深められる一方で、クローラーは関連性の高いコンテンツとして認識しやすくなります。
画像のようにテキスト内にリンクを設置するだけでなく、「関連記事」や「あわせて読みたい」といった文言や枠などをつけて目立たせることも有効です。
内部リンクはいずれの場所でもすぐに設置できるものです。
関連性の高い記事を増やし、内部リンクで結びつけていきましょう。
モバイルファーストにする
私たちが検索をしたり記事を読んだりするとき、スマホで行うことが多いはずです。
実際に、Googleが掲げる10の理念の中には、以下のような文言があります。
“情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない”
つまり、ユーザーに選ばれるためには、PCだけでなくスマホでも見やすく表示されるようにする必要があります。
そのためには、Googleによって発表されたMFI(モバイルファーストインデックス)に対応しましょう。MFIとは「PC用サイトではなくモバイル用サイトを見て検索順位を決める」という方針です。
MFIへの移行は、Googleの公式ガイドを参考にしながら行いましょう。
ページスピードを改善する
スマホで見やすいこと以外に、どんな機能がユーザーにとって嬉しいでしょうか。
例えば、ページの読み込みスピードの速さが挙げられます。
読み込みが遅いと、それだけで記事から離脱してしまうこともありますよね。
実際に、Googleはページスピードの速さは検索結果に影響を及ぼすということを公表しています。
ページスピードの測定と改善は無料のツールやWordPressのプラグインで行うことができるので、すぐに実践しましょう。
また、記事内に画像や動画を載せたい場合は、ファイルサイズが大きくなりすぎないように注意しましょう。
応用編:その他のSEO内部対策
ここまでは最も重要かつ基本的な4つの内部対策を解説しました。
これらを全て実践できたら、以下のような内部対策にも挑戦してみましょう。
- ・SSL適用
- ・URLの正規化
- ・robots.txtの設置
- ・構造化データのマークアップ
- ・meta descriptionの最適化
- ・画像のaltタグの活用
難しい単語が並んでいるように感じられるかもしれませんが、Googleの公式ガイドをしっかり読めば初心者でも実行できるはずです。
SEOの外部対策
前章では自社サイト内で行うSEO対策について解説しました。
ここからは、他のサイトなどの外部から自社サイトについて言及・評価してもらう「外部対策」の方法を解説します。
外部対策は、内部対策よりもコントロールが難しい一方で、信頼性が高い”第三者からの評価”としてSEO対策の中では重要視されているものです。
外部対策で行うことは、「被リンク」と「サイテーション」を獲得することです。
被リンクを獲得する
被リンクとは、自社サイトのリンクを外部のWebサイトに貼ってもらうことです。
例えば、誰かのブログで「このサイトがおすすめ!」とリンク付きで記載してもらうことを「被リンク」といいます。
もちろん意図的に増やすのではなく、自然に増えることでGoogleからの評価を得られます。
また、リンク元との関連性の高さ、リンク元のコンテンツの質の高さ、リンク元のドメインパワーの強さなど、”被リンクの質”が重要視されます。
被リンクは意図したままに増やせるものではありませんが、打ち手によって最大化することは可能です。
まず大切なのは、検索ユーザーの期待を上回るコンテンツを作ること。期待を上回ることで、「誰かに教えたい、広めたい」と思ってもらうことができます。
他に、広報・PR活動はSEOとの関連が薄いように感じるかもしれませんが、インタビュー記事やニュースサイトから被リンクを獲得することができるため有効な手段です。
サイテーションを獲得する
サイテーションとは、ネット上でサイトや企業について言及されることです。
ブログ、SNS、YouTubeのコメントなど、ネット上のあらゆる場所でリンクではなくテキストで言及されることを「サイテーション」といいます。
リンクを貼る必要がないため、ユーザーがサイテーションをするハードルは比較的低いです。
被リンクと同様、「誰かに言いたくなる」コンテンツや商品づくり、企業活動をすることでサイテーションを増やすことができます。
まずは記事を見てもらう仕組みを作ろう
そもそも記事を読んでもらわないことには、被リンクもサイテーションも獲得できません。
しかし、ここまで解説したSEO対策を実行しても、ただちに多くの人に記事が届くわけではありません。
そこで大事になってくるのが、SNSやメルマガでの記事の活用です。
自社のSNSやメルマガで記事をシェアすることで、即時的に記事の閲覧を増やすことができます。
自社媒体でシェアするだけでなくユーザーにもシェアしてもらえるよう、記事にはSNSにシェアするボタンを設置しておきましょう。
SEO対策に必要なツール
ここまででSEO対策の方法は理解できたと思います。あとは実践あるのみです。
実際にSEO対策を始める前に、これから紹介する2つの無料ツールを最低限導入しておきましょう。
Google Analytics
Google Analyticsは、サイトの訪問者数、訪問者の年代、性別、居住地域、平均滞在時間などの、サイト訪問に関するあらゆる情報を確認し分析するためのツールです。
訪問者数やPV数といった目標の達成度合いを測ることで、次のアクションを考えることができます。
Google Analyticsはこちら
Google Search Console
Google Search Consoleとは、あるキーワードの表示回数やクリック率、クリック数、平均掲載順位などを知ることができるツールです。
Google Analyticsはサイト訪問後のデータ分析に使うのに対して、Google Search Consoleは記事制作前にどのようなキーワードを狙うべきかを考えるために使います。
その他に、サイトが抱えるSEO面での問題や、どんなサイトから被リンクを獲得しているかなどの情報を知ることもできます。
Google Search Consoleはこちら
SEO対策に必須のツールは以上の2つですが、他にもキーワード選定や検索結果順位分析の役に立つ有料のツールも複数あります。
ただ、有料のツールはSEO対策が軌道に乗ってきたタイミンングで導入しても遅くありません。まずは基本の部分で徹底的にPDCAを回すことを意識しましょう。
SEO対策をするときのポイント・注意点
ここまでSEO対策の方法を幅広く解説してきましたが、最後に実際にSEO対策を行う上で心得るべき2つのポイントを説明します。
SEOはユーザーの検索体験最適化である
ここまで何度も触れてきましたが、SEO対策で最も重要なことは「ユーザーにとって最適かどうか」ということです。
SEO対策としてできる施策はたくさんあり、ネット上にも多くの情報が飛び交っていますが、いくら小手先のテクニックを使ったとしても、実際にユーザーに記事が選ばれなければ意味がありません。
ユーザーの検索ニーズを満たす、さらには”Googleが目指す理想の検索結果を一緒に作る”という姿勢でSEO対策を行いましょう。
短期的・直接的な結果を期待しない
SEO対策はすぐに効果が出るものではありません。また、必ず結果が出る保証があるものでもありません。
記事を作り、Googleにクロールされて検索結果に表示され、上位に上がってくるまでは一定の期間を要します。
さらにどんなに手を尽くしたとしても、結局はユーザーに選ばれるか、Googleに評価されるかが問題なので、その結果をコントロールすることはできません。
ただ、時間をかけてじっくり取り組めば、冒頭で紹介した通り多くのメリットが見込めます。
すぐに効果が出ないからといってやめてしまうのではなく、長期的な効果を見込んで取り組みましょう。
まとめ:SEO対策で中長期的に安定した集客を目指そう
今回は、SEO対策の方法やポイントを幅広く解説しました。本記事の内容をもとに、基本的なSEO対策は十分に実践することができます。
じっくり取り組み、コンバージョンにつながる安定した集客を獲得しましょう。
あけぼの印刷社『マーケティング支援事例集』
あけぼの印刷社では、Web広告の運用だけでなく企画・実行・分析までの一連の流れを代行するWebマーケティング支援を行っています。
本書では、あけぼの印刷社が実際に行っているマーケティング支援の事例を紹介しています。ビジネスや業務のお悩みについて、どんなお手伝いができるかをお客様に知っていただくために制作しました。