チラシの効果測定してますか?効果を最大化させる3つのポイントをご紹介

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地域密着型で展開するお店で集客に欠かせないチラシ。チラシと言ってもその種類はさまざまです。集客のためにチラシを配布しても、効果を分析し有効活用できている方は少ないのではないでしょうか。

この記事ではチラシの効果、効果の分析方法、有効活用する方法をご紹介します。

紙のチラシで期待できる効果

チラシの効果をイメージできる方は多いと思います。チラシの効果についておさらいをしましょう。

商品・サービスの認知獲得

チラシの効果には商品・サービスの認知獲得があります。
チラシは実際に手にとることができ記憶に残りやすいため、認知獲得に有効な手段です。

新規顧客の売上増加

チラシは認知獲得だけではなく、新規顧客の売上増加にもつながります。
配布したチラシにQRコードや電話番号を記載すると新規顧客の売上増加を期待できます。

既存顧客の売上増加

商品を購入したことがある顧客の住所にチラシを配布すると再購入してもらえるかもしれません。リピーターだけのお得な情報や、割引クーポンをチラシに掲載することで効果的に売上につなげることができます。

紙のチラシによる4つのメリット

チラシが認知獲得や売上の増加につながることを説明しました。

「Webマーケティングとは違うチラシだけのメリットは何か」と感じる方も多いのではないでしょうか。集客にチラシを使う5つのメリットをご紹介します。

チラシを保管してもらえる

Web広告の場合、表示されたページを消費者が閉じると、再度そのページを表示させるのは難しいです。一方チラシは形があるため、手元に保管される可能性があります。チラシが保管されると何度も読み返される可能性があるため、商品やサービスが記憶に残りやすくなります。

チラシを印刷するコストが抑えられる

新聞折込チラシの印刷・手配を行うマストチラシ.comによると、東京都であればA4・B4サイズは1枚あたり3.3円、B3サイズは1枚あたり4.5円で折込チラシを配布することができます。

下の表に海外企業によって発表された業界別でのGoogleリスティング広告のクリック単価を整理しました。(1ドル=130円で計算)

リスティング広告の相場は1クリックあたり数百円となっているため、折込チラシの方がお得であることがわかります。

業界クリック単価の相場
BtoB433円
Eコマース151円
教育312円
人材265265円
不動産308円
旅行・宿泊施設199円

チラシを配るエリアでターゲティングができる

新聞の折込チラシやポスティングは配布するターゲットをエリアで絞ることができます。

住んでいる人の年齢、性別、収入などの傾向からチラシの配布エリアを選ぶと、ターゲットに近い顧客層にアプローチすることができます。

例えば「高級住宅街に住む高収入層が多いエリア」「シニア層が多いエリア」のように、エリアの特徴を掴み、チラシの配布エリアを選定しましょう。

チラシはファミリー層やシニア層に効果的

こちらは公益財団法人 新聞通信調査会が行った「第13回 メディアに関する全国世論調査(2020年)」による「年代別で新聞を購読している人の割合」です。

18〜19歳は50%、20代では32.9%、50代では66.6%、70代以上では82.9%の購読率となっています。若い世代は購読率が低く、まだ独立していない未成年と家族を持っている50代はやや高く、高齢になるにつれて購読率はさらに高くなります。この年代別の購読率から考えると、ファミリー層、シニア層に向けた商品・サービスを展開する場合、チラシとの親和性は高いと言えます。

チラシの種類

チラシと一括りにしても、いくつかの種類に分類されます。

この記事では以下の3つのチラシの特徴についてご紹介します。

  • ・新聞の折込チラシ
  • ・ポスティング
  • ・電子チラシ

新聞の折込チラシのメリット・デメリット

新聞の折込チラシのメリットは消費者から信用を得られやすいこと、配布コストが低いことの2点です。新聞折込には一定の審査が必要です。また新聞は社会的信用の高いメディアですので、折込チラシに掲載される商品は「安心して使用できる」という印象を消費者に与えます。

折込チラシの代理店によりますが、A4・B4サイズの折込チラシを1枚配布するために発生する費用は、先述の通り東京都であれば3.3円です。

ただし最低配布枚数が設定されているため、注意が必要です。

デメリットは年々購読率が下がり、若い世代へのアプローチが難しいことです。
公益財団法人 新聞通信調査会が行った「第13回メディアに関する全国世論調査(2020年)」による「年代別で新聞を購読している人の割合」を見ると、2020年で30代の新聞の購読率は32.9%となり10年前の2010年の半分以下となっていることがわかります。
今後も新聞の購読率は減少し続けることが予測されるため、将来的にはあまり活用できない方法となるかもしれません。

ポスティングのメリット・デメリット

ポスティングのメリットは、アプローチしたい対象やエリアに絞ってチラシを配布することができることです。
例えば商品を購入したことがあるリピーターや、商品購入はしていないがアンケートを記入したことがある顧客の住所を集めます。そのデータをもとにターゲットを細かく絞って配布することで、よりチラシの効果を期待できます。

デメリットはコストが高くなることです。ポスティングの場合は自社でチラシの配布を行わなければならないため、その分の人件費が発生します。

電子チラシのメリット・デメリット

出典:ユニクロ公式

電子チラシはパソコンやスマートフォンを通じてインターネット上で閲覧できるチラシのことです。

電子チラシのメリットは以下の3点です。

  • ・閲覧数などのデータが取得できるため数値分析が容易にできること
  • ・他のWebマーケティング施策と連携ができること
  • ・印刷や配布のコストとが発生しないこと

紙のチラシは配布した枚数の内、実際にどれくらい読まれたのかがわかりません。電子チラシは閲覧数、滞在時間、クリック率などあらゆる数値が取得できるため、分析し改善につなげることができます。

電子チラシからオンライン販売サイトに遷移させたり、オンラインで使えるクーポンを配布したりと他のWebマーケティング施策との相乗効果も期待できます。

紙のチラシと異なり、印刷・配達コストが発生しないことも魅力の一つです。

出典:総務省「第2部 基本データと政策動向

デメリットはパソコンやスマートフォンを使わない層へのアプローチが難しいこと、紙のチラシと比較して読みづらいことです。

上の画像は総務省が行った「通信利用動向調査」による年代別のインターネット利用率です。

2020年の調査では60代では82.7%と高いインターネットの利用率となっています。70代では59.6%、80歳以上では25.6%となっており、高齢になるにつれてインターネットの利用率が下がることがわかります。

電子チラシはパソコンやスマートフォンの画面で見るため、小さな文字が見えづらいことや、質感が伝わりづらいデメリットもあります。

紙のチラシで効果を最大化するポイント

紙のチラシをやみくもに配るだけでは効果は期待できません。

工夫のないチラシは効果に再現性がなく、運に頼った施策となってしまいます。

紙のチラシで効果を最大化するために重要な3つポイントをご紹介します。

事前にチラシの配布エリアを調査する

集客したい商品・サービスのターゲットが居住するエリアにチラシを配らなければ高い効果を期待できません。

まず、事前にいくつかのエリアを調査し配布エリアを決めましょう。

調査の方法は2つです。

  • ・総務省による統計を確認する
  • ・実際に足を運ぶ

総務省は都道府県や市町村ごとの人口推移の変化などを発表しています。

例えば「【日本人住民】令和4年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)」を見ると、年齢別の人口が市町村ごとにまとめられています。

これらの統計や実際に足を運び行った調査を参考にして、チラシの配布エリアを絞りましょう。

適切なターゲットにチラシを配布することで高い効果を期待できます。

コンセプトにあうデザインのチラシを作る

  • ・誰にチラシを配るのか
  • ・チラシを通して消費者にどのような印象を与えたいか
  • ・チラシを通して消費者にどのような行動をとって欲しいか

チラシの効果を最大化させるには、上の3つを整理し、商品・サービスのコンセプトにそったチラシを作りましょう。

効果的なチラシの作り方はこちらの記事を参考にしてください。

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▼茨城県でチラシ制作を行う印刷会社がチラシの作り方を徹底解説
https://www.akebono-print.co.jp/2022/09/05/design-basics/
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定期的にチラシの効果測定を行う

「チラシを配布しても、効果測定を行えていない」という方も多いのではないでしょうか。チラシを改善するためには、配布したチラシの効果測定が欠かせません。

効果測定では「コンバージョン率」「ROI」という2つの指標を用います。

コンバージョン率
コンバージョンとは日本語で「転換」という意味で、マーケティングにおいては資料請求、会員登録、購入などの成果を表します。
チラシにおけるコンバージョン率とは配布した枚数のうち目標とする成果につながった割合のことです。
例えばチラシを1,000枚配布し、10人がチラシをきっかけに来店した場合はコンバージョン率は1%になります。
コンバージョン率を向上させるために、適切な配布エリアの選定やチラシデザインの改善を行いましょう。

コンバージョン数は以下の方法で把握できます。

  • ・店頭アンケートでチラシを見たことを確認する
  • ・チラシにつけたクーポン利用数を計測する
  • ・チラシにQRコードを載せ、アクセス数を測定する
  • ・チラシに電話番号を載せ、受電数を計測する

Webマーケティングを用いたオンライン施策とかけ合わせることで、コンバージョン数が容易に計測できます。

ROI
ROIとは Return On Investmentの略称で日本語では費用対効果と呼ばれます。
ROIは以下の式で表すことができます。

ROI = (利益 – 投資額) ÷ 投資額 × 100%

具体例を見てみましょう。

売上:200万円
原価:130万円
利益:70万円
チラシ費用:40万円

ROI = (200万 – 130万 – 40万 ) ÷ 40万 × 100% = 75% となります。
ROIは損益分岐点が0%となるので、こちらは黒字の施策と言えます。

チラシを配布しても、それが赤字の施策なら意味がありません。
ROIを視覚化し、黒字を維持できる施策であるかという点を確認しましょう。

まとめ:効果測定を行い、チラシの効果を最大化しよう

Webを使った集客が増えていますが、紙のチラシも集客には欠かせません。
紙のチラシにはWebマーケティングにはないメリットがあります。
チラシのメリット、配布エリアの選定方法、効果測定の方法を知り、チラシを用いて効果的に集客を行いましょう。

あけぼの印刷社ではデザイン、印刷といったチラシ制作はもちろん、マーケティング支援を行っています。
茨城県にある自動車会社ではチラシとWebマーケティングをかけあわせた支援を行い、前年同月比250%の実績を達成しました。

チラシのデザイン、印刷、マーケティング全般でお困りの際はぜひお気軽にお声がけください。


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