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最近ではWebサイトやSNSを用いた集客をよく目にします。一方でチラシやダイレクトメールなどの紙を用いたマーケティングも集客には欠かせません。
「集客のためにチラシを配りたいけれど、作り方がわからない」「できるだけ予算をかけずにチラシを制作したい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では初めてチラシを制作する人に向けて、その手順をご紹介します。
チラシのレイアウトの作り方についてはこちらの記事も参考にしてください。
▼初心者でも作れる!効果の出るチラシレイアウトの制作手順と7つのコツとは
akebono-print.co.jp/2022/11/14/chirashi-layout/
もくじ
チラシの目的、ターゲット、配布場所を決める
チラシを制作する際は、まず目的・ターゲット・配布場所を決めましょう。理由はそれらにより、チラシの内容が変わってくるためです。
例えばチラシの目的が商品の購入を促すことであれば、商品の特徴や金額を記載しなければなりません。割引セールをきっかけにお店に来てもらうことが目的であれば、商品の細かな特徴ではなく割引セールの情報を記載する必要があります。
店内で商品の説明をした後に渡すチラシであれば商品の概要、店に集客するために、駅前で配るチラシであれば立ち寄りたくなるようなお得な情報、消費者の自宅にポスティングするチラシであれば商品や割引セールの情報が必要となります。
チラシの目的・ターゲット・配布場所を整理する際には以下の質問を考えるようにしましょう。
- ・どのような商品・サービスについてのチラシか
- ・チラシを読んだ後の消費者の状態
- ・誰にどのような方法でチラシを配るのか
これらの質問を考えると、おのずとチラシの目的・ターゲット・配布場所を整理できます。
チラシに掲載する情報を整理する
まずはチラシに掲載すべき情報を洗い出しましょう。ただし全ての情報をチラシに入れると本当に伝えたい情報が伝わらないので、掲載する情報は必ず精査しましょう。
代表的なチラシの目的にあわせて必ず入れたい情報をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
割引セールの認知を目的とするチラシ
割引セールの開催を知らせ来店を促すチラシに掲載すべき項目は以下です。
- ・セール期間
- ・セール商品の写真や金額
- ・運営会社の連絡先、場所などの情報
「オープンの日付や場所がわからない」「新店舗のお得な情報がない」という状況では新店舗に足を運んでもらえません。
イベント開催の認知を目的とするチラシ
イベント開催のお知らせをする際に掲載すべき項目は以下です。
- ・イベントのキャッチコピー
- ・イベントの開催日時と場所
- ・イベントの参加費用
- ・イベントの紹介
「イベントの開催日と場所がわからない」「イベントの参加費用がわからない」という状況では、イベント参加してもらえません。イベントに参加したくなる情報を掲載しましょう。
チラシのレイアウトを考える
掲載したい情報を精査したら、チラシのレイアウトを考えます。
チラシを制作する際にいきなりデザインを作ってはいけません。まずはチラシの構成を考え、ワイヤーフレームを作ります。
チラシの構成は3ブロック
チラシは人間の視線にあわせて、3ブロックで構成しましょう。
人間のチラシを読む時の視線は「Z型」もしくは「N型」と呼ばれています。
横書きのチラシの場合人間の視線はZ型に動き、縦書きのチラシの場合はN型に動きます。一番視線が集まるところに興味を引く見出しを置き、チラシ全体を見てもらえるように工夫をします。
先ほど精査した情報を3ブロックになるように、配置しましょう。
チラシ構成のワイヤーフレームを作る
まず3つのブロックを意識してワイヤーフレームを作ります。ワイヤーフレームとはチラシやWebサイト制作における構成案のことです。ワイヤーフレームを作らずイメージと異なるチラシが完成した場合に、多くの修正工数が発生してしまいます。
事前にワイヤーフレームで関係者とチラシのイメージをすり合わせることで手戻りが減ります。ワイヤーフレームを作る際に、使用する画像イメージや、色味、テキスト例を記載しておくとより詳細にチラシのイメージを共有できます。
チラシに必要な写真、イラスト、テキストを集める
ワイヤーフレームをもとにチラシに必要な写真、イラスト、テキストを用意します。読者が視覚的に情報を受け取りやすい写真やイラストを選びましょう。商品の写真はもちろん、特徴を表すイラストがあればより伝わりやすくなります。
チラシは大きさが決まっているため、記載できる文字量に限りがあります。実際のチラシの大きさにあった文字数や文字の大きさを意識します。またキャッチコピーは簡潔でわかりやすく伝わるものを選びましょう
チラシを作成する
写真、イラスト、テキストを準備し、ワイヤーフレームをもとにチラシを作成します。
このタイミングでチラシの色味なども確定させましょう。
チラシの作成方法はいくつかありますので、代表的な3つの方法をご紹介します。
専用ソフトで作る
チラシ制作には以下のソフトが活用できます。
- Adobe Illustrator
- Adobe Photoshop
- PIXLR
Adobe Illustrator
IllustratorはAdobe社が提供するグラフィックデザインツールです。図形、ロゴ、絵などのデザインができます。月額2728円で利用できるサブスクリプションです
Adobe Photoshop
PhotoshopはAdobe社が提供する画像編集ツールです。画像のトリミング、色味の調整、明るさの調整などができます。こちらもIllustratorと同じ月額2728円で利用できるサブスクリプションです。
PIXLR
引用:PIXLR
PIXLRは無料で使えるデザイン、画像編集、アニメーションツールです。無料版では簡単なデザインや画像の明るさの調整などの機能を使用できます。月額4.9ドルの有料版ではモバイルアプリ、動画チュートリアル、デザインテンプレートが利用可能になります。
無料のテンプレートを使う
テンプレートを使うと簡単にデザインを作ることができます。テンプレートを用いてデザインを作り、そのまま印刷できるサービスもあります。無料で使えるテンプレートサイトを3つご紹介します。
Canva
引用:Canva
Canvaはオンラインで利用できるデザインツールです。チラシ、ポスター、ロゴ、名刺など25万点以上のデザインテンプレートが無料です。有料版のCanva Proには、さらに61万点以上のプレミアムテンプレートがあります。Canvaが業務提携している印刷会社で制作物の印刷も行うことができます。
ラクスル
引用:ラクスル
ラクスルは印刷会社の印刷機が稼働していない時間を活用して、高品質な印刷物を低単価で提供できる印刷のシェアリングプラットフォームです。
ラクスルにはチラシ、名刺、カタログ、ダイレクトメールなどさまざま用途のデザインテンプレートがあります。テンプレートのサイズや画像を変更し、オリジナルのチラシを作ることができます。ラクスルの印刷サービスを利用すると、スムーズにチラシを制作できます。
PIXTA
引用:PIXTA
大手フリー素材サイトのPIXTAは無料のデザインテンプレートも提供しています。すべてPowerPoint®形式なので、専用のデザインソフトは不要です。PIXTAが提供しているフリー素材を活用すると、コストや手間をかけることなく写真を用意できます。
外注する
チラシのデザインができない場合は外注してみるのはいかがでしょうか。
外注にもいくつか方法があります。
- ・デザイン制作会社に依頼する
- ・クラウドソーシングを活用する
デザイン制作会社に依頼する
デザイン制作会社にチラシ制作を依頼できます。
デザイン制作会社に依頼するメリットは質の高いデザインのチラシを作ることができることです。デザインのプロに依頼するため、コストが高くなるデメリットがあります。
クラウドソーシングを活用する
クラウドワークス、ココナラなどのクラウドソーシングを利用してみるのはいかがでしょうか。クラウドソーシングのメリットは納得のいく価格調整をできることです。
デザイン会社に依頼する場合、価格がある程度決まっています。クラウドソーシングでは依頼する際に支払う金額を指定できるため、コストを抑えられる可能性があります。
一方でさまざまな人がクラウドソーシングで仕事をしているため、質の担保が難しいというデメリットもあります。
チラシを印刷する
デザインが完成したら、チラシを印刷しましょう。チラシを印刷する方法を3つご紹介します。
自宅、会社のプリンターで印刷
自宅や会社のプリンターでも印刷できます。印刷を外注すると時間がかかるため、印刷枚数があまり多くない場合には自宅、会社のプリンターで印刷をおすすめします。
時間をかけずに印刷ができる一方でプリンターの機能性により粗いチラシとなってしまう可能性があるため、必ずチラシの品質確認を行いましょう。
プリントサービスの活用
自宅や会社にプリンターがない場合はコンビニのプリントサービスを利用するのはいかがでしょうか。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど主要なコンビニにはプリンターが設置されています。モノクロであれば1枚10円、カラーであれば1枚50円から印刷が可能です。コンビニで手軽に印刷ができますが、コストがかかってしまいます。
印刷会社に依頼
枚数が多い場合は印刷会社に依頼するのはいかがでしょうか。印刷会社は最新の印刷機械を備えているので質の高いチラシを印刷してくれます。当社ではお客様がお持ちのデータを支給いただくプランと当社にてチラシのデザインを制作するプランをご用意しています。
手配りチラシの場合、データ支給プランであれば、1枚あたり7円(10,000部印刷の場合)から印刷が可能です。
当社ではデザイン、印刷のみならず、印刷物の在庫管理や発送代行も行っております。
ぜひお気軽にご連絡ください。
まとめ:まず目的の設定を行い質の高いチラシを作ろう
チラシの制作は目的・ターゲット・配布場所を整理するところから始めましょう。いきなりデザインを作るのではなく、ワイヤーフレームを用いて関係者とイメージを共有することがとても重要です。チラシのデザインや印刷は予算や納期にあわせて、さまざまなツールの活用を検討しましょう。