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「InstagramやYoutubeを集客に使用しているけれど、効果があがっていない…」
「最近流行っているSNSで集客に活用できるものはないか?」
このように感じている販促担当者の方もいるのではないでしょうか。
若年層を中心に急速に成長しているTikTok。実は、企業も続々と「集客」に活用し始めています。
今回は、TikTokを集客に活用できる理由、成功事例、TikTok集客の基本的な方法について解説します。本記事を参考に、自社の集客方法にTikTokを取り入れてみましょう。
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もくじ
TikTokとは
TikTokは中国の「ByteDance」が運営する動画投稿のSNSです。
TikTokを集客に活用する前に、TikTokでどのようなことができるのか、どのようなユーザーが利用しているのか、など基本的な特徴を確認しましょう。
TikTokの特徴
TikTokの機能面での特徴は、以下の3つです。
- ・15秒〜3分までの短尺動画がメイン
- ・エフェクト機能で動画のアレンジが可能
- ・動画投稿時に好きなBGMをつけることができる
TikTokの動画は15秒程度の短いものが多く、画面をスワイプするだけで次の動画が表示されるため、飽きることなく見続けられます。
今までは動画編集ソフトが必要だったエフェクトも、TikTokでは簡単につけることができます。顔写真を自動で海外アニメキャラクター風のイラストに変えたり、おじいちゃんやおばあちゃんの顔に変えたりと、様々なエフェクトを気軽に楽しめます。
TikTokの利用者
TikTokは世界で30億ダウンロードされ、2021年の9月には月間アクティブ利用者が10億人を超えています。2021年8月時点で国内の16歳以上の月間アクティブ利用者は約1,700万人となりました。
博報堂の調査によると、TikTokは10〜20代の男女が利用者全体の48.2%を占めており、特に若年層に普及しています。しかし、利用者の平均年齢は2021年時点で34.15歳で、2019年以降毎年上昇しています。TikTokは若年層だけでなく幅広い世代にアプローチできるSNSに成長しつつあると言えるでしょう。
なぜTikTokは「集客」に効果的なのか?
「本当にTikTokを集客に活用できるのか?」と、その効果に疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
SNSの中でも特にTikTokが「集客」に有効な理由は、以下の通りです。
- ①コンテンツへの支出金額が大きい
- ②拡散力が強い
- ③ユーザーの反応率が高い
- ④ユーザーの興味に合わせて動画が表示される
それぞれについて、TikTokの特色をもとに詳しく見ていきましょう。
①コンテンツへの支出金額が大きい
博報堂の調査によると、他SNSと比較した際に見られる大きな差は、TikTokユーザーのコンテンツへの支出金額です。
ユーザーのコンテンツへの支出金額は、TikTokでは85,862円でした。全SNSで平均すると42,538円なので、TikTok利用時の支出金額はその2倍ほどです。
つまり、TikTokは他SNSに比べて集客に活用した際に自社商品やサービスの購買につながる可能性が高い媒体と言えます。
②拡散力が強い
TwitterやInstagamなどSNSでは、基本的に投稿したコンテンツはフォロワー以外には表示されません。
一方で、TikTokで投稿したコンテンツはフォロワー以外にも表示されるため、いいね数や視聴時間に応じてさらに多くのユーザーに閲覧されます。
フォロワー以外への拡散力が強いため、フォロワーが少なくても質の高いコンテンツを作ることで、より多くのユーザーに拡散される可能性があります。
③ユーザーが次の行動を起こしやすい
動画が閲覧されて終わるのではなく、ユーザーの次のアクションに繋がりやすいこともTikTok集客が効果的と言える理由のひとつです。
ByteDanceのブランド広告事業統括の田村氏が2019年4月の「コンテンツ東京2019」で行った講演によると、「21%のユーザーがTikTokで動画を閲覧した後に検索などの行動を起こしている」ことが分かってているそうです。
④ユーザーのコンテンツへの反応率が高い
TikTokは、機械学習によってそれぞれのユーザーに親和性の高い動画が表示される仕組みとなっています。
例えば、動画へのいいねやシェア、アカウントフォロー、動画キャプションやハッシュタグ、アカウント設定などの各ユーザーの行動履歴から、そのユーザーが興味を持ちそうな動画が自動的にレコメンドされるのです。
この仕組みによって、その内容に興味のあるユーザーにコンテンツが届けられるため、結果的にユーザーの反応率が高くなります。
TikTok集客を活用すべき商材とは?
集客効果が高いTikTokは、どのような商材のマーケティングに向いているのでしょうか?
博報堂の調査にあるコンテンツへの支出金額、コンテンツへの利用時間を踏まえると、特にTikTok集客に向いている商材のジャンルは大きく分けると4つです。
- ・音楽、漫画などのエンタメ
- ・アーティスト、芸人、YouTuberなどの有名人
- ・レジャー施設
- ・スポーツ観戦
コンテンツへの支出金額は、音楽、漫画、ライトノベルの分野で特に高いことがわかります。
また、スポーツやゲームのジャンルも同程度に高くなっています。
SNSごと、ジャンルごとにユーザーのコンテンツ利用時間を比較すると、TikTokでは、アーティスト、芸能人、YouTuberなどの有名人、バラエティ番組やドラマ、美術館、動物園などのレジャー施設、スポーツ関連での利用時間が長いです。
以上のデータを踏まえると、特にエンタメ、有名人、レジャー施設、スポーツ関連の事業を扱っている企業は、TikTokで集客効果を高められるでしょう。
一方で、TikTokは若年層に普及しているプラットフォームなので、商材のターゲットによっては集客に活用しづらい場合もあります。
TikTokを集客に活用するか考える前に、まずは自社の商材のターゲットを明確にしておきましょう。
TikTokの成功事例
TikTok集客の成功事例を2つご紹介します。
事例をもとに、TikTokを集客に活用するイメージをしておきましょう。
①コカ・コーラ
コカ・コーラは、2018年にラベルを引っ張るとリボンを作れるペットボトル商品を販売しました。その際に、プロモーションとしてTikTok内でハッシュタグを用いたキャンペーンを行いました。
「#リボンでありがとうチャレンジ」というハッシュタグをつけて動画投稿すると、抽選でQUOカードが当たります。また、特別賞に選ばれると、投稿した動画が渋谷の屋外ビジョンで放映されるという特典付きです。
「#リボンでありがとうチャレンジ」を付けられて投稿された動画は合計4,500万回も再生され、大きな反響を呼びました。
成功したポイントは
- ・知人と共有したくなる商品を、TikTok上のキャンペーンと掛け合わせたこと
- ・抽選キャンペーンのインセンティブを用意したこと
でしょう。
ユーザー参加型のキャンペーン設計を行うことの重要性がわかる事例です。
②KIREIMO(キレイモ)
脱毛サロンのKIREIMO(キレイモ)は、2020年に「#キレイモいいね割チャレンジ」というハッシュタグ付きの動画を投稿すると、動画のいいねの数にあわせて割引されるキャンペーンを行いました。
他にも、渡辺直美さんや千鳥さんとの「ウェブCM共演権」「TGC teen出演権」「1年間脱毛し放題」という特典も用意されていました。
結果として「#キレイモいいね割チャレンジ」の参加者は8万人を超え、投稿された動画の総再生数は2億4,000万回を超えました。
このキャンペーンが成功したポイントは
- ・有名人を起用し、広く注目を集めたこと
- ・キャンペーンのターゲットに刺さる特典を用意したこと
です。
影響力のあるインフルエンサーを起用することは、キャンペーンの効果を高めるための近道です。
ただ投稿を呼びかけるだけでなく、ユーザーが投稿するモチベーションとなるようなインセンティブの設計も重要となるでしょう。
TikTok集客のポイント
では、実際にTikTok集客を行うにあたって、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
集客効果を高めるためのポイントを解説します。
TikTokのアルゴリズムを知る
まず、TikTokの仕組みを知ることが重要です。
TikTokは、過去に投稿された動画も反応が良いものは長期的に再生回数が伸び続ける仕組みです。
再生回数が伸び続けるための指標は公式に発表されていませんが、主に以下の6つの要素が影響すると考えられています。
- ・いいねやコメントなどの反応
- ・シェア数
- ・視聴時間
- ・視聴完了数
- ・複数回再生数
- ・同アカウントの動画視聴数
これらの要素を伸ばせるようなコンテンツを作成することが重要です。
「最後まで見たい、いいねを押したい」と思わせるようなコンテンツ制作を心掛けましょう。
ビジネスアカウントで分析する
TikTokの集客効果を高めるためには、投稿をするだけではなく、投稿を分析、改善していくことが必要です。そのために、ビジネスアカウントを活用しましょう。
ビジネスアカウントを設定することで、投稿動画やアカウントを詳細に分析できるようになります。
投稿動画の再生回数やいいね数だけでなく、プロフィール訪問数なども把握できるため、今までの投稿コンテンツを参考に、より効果の高いコンテンツを作ることができるでしょう。
また、ビジネス関連情報をプロフィールに追加できるため、ユーザーの自社サイトへの遷移を促すことも可能です。
TikTokで広告を利用して集客効果を高めよう
TikTokで集客をするために、課金することで広告出稿する方法もあります。広告によってより多くのユーザーへのアプローチが可能です。
TikTokで利用できる3種類の広告を紹介します。
起動型広告
起動時広告とは、TikTokアプリを起動した際に全画面表示される広告です。1日1社のみを表示するため、多くの人に見てもらえる一方で、広告費用は比較的高価になります。
インフィード広告
インフィード広告は、TikTokの「おすすめ欄」に表示される広告です。通常の動画投稿と同じように表示されるため、広告という印象を与えにくくなっています。
通常の投稿と同様にいいね、コメント、シェアが可能なため、ユーザーの反応を確認できるほか、拡散性が高いという特徴があります。
チャレンジ(タイアップ)広告
チャレンジ(タイアップ)広告とは企業がハッシュタグを用意し、ユーザーがハッシュタグに合わせたコンテンツを投稿する広告です。
企業がTikTok内にコンテンツページを作成し、それを見たユーザーが二次創作として動画を制作します。投稿が拡散されることで多数のユーザーへのリーチが可能となります。
商品の認知拡大が目的なら、チャレンジ(タイアップ)広告を活用して話題性を狙うのも有効です。
まとめ:TikTokの特徴を理解して集客に活用しよう
TikTokは新しい集客媒体として注目を浴びている一方、まだ参入企業も多くはないため、集客に活用するチャンスです。自社の商材やターゲット層との相性によっては、大きな効果を発揮するでしょう。
是非、参考にしてみてください。
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