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訪問先やイベント会場など、様々な場所で見かけるパンフレット。会社や商品・サービスなどの紹介をよりわかりやすく魅力的に伝えるには、どのように制作を進めていけば良いか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
・初めてパンフレット作りに携わる方
・パンフレットのリニューアルを控えている方
に向けて、数多くのパンフレットを制作してきた印刷会社ならではの視点で、パンフレット制作4つのステップをまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
パンフレットを作る目的
様々な販促物があるなかでもパンフレットを使う目的はなんでしょうか。それは、会社や商品・サービスの「紹介」をするためです。
パンフレットのなかで会社や商品・サービスの「紹介」をしながら、視覚的なイメージによりブランディングイメージの構築を同時に行えるのも魅力です。
同じ紙の販促物であるカタログとは違い、パンフレットはページ数が少なく、厚みが薄いものがほとんど。そのため、まだ購買意欲の低い人にも手に取ってもらいやすいというメリットがあります。
パンフレットとリーフレットの違い
似たような販促物として「リーフレット」が挙げられます。パンフレットとリーフレットは、「紹介」に重きをおくという性質は同じですが、明らかな違いがあります。
種類 | パンフレット | リーフレット |
---|---|---|
仕様 | 一般的に8ページ〜数十ページで作られる | 1枚で、「二つ折り」「三つ折り」などで作られる |
特徴 | ページ数が多く、リーフレットよりも内容をより充実させられる 見開き最大2ページを1ページとして見せられる |
見開き最大3ページを1ページとして見せられる |
こんな場合に おすすめ |
事業内容や商品などが多岐にわたる場合 | 比較的シンプルに内容を紹介したい場合 |
上記のような違いがあるので、目的に合わせて選択しましょう。目的が同じ「会社案内」の場合でも、それぞれに以下のような構成の違いがでます。
<パンフレット>
会社案内・中綴じパンフレットの例
事業紹介や商品紹介を1ページで内容濃く伝えることができ、1ページで足りない場合は、見開き2ページを1ページとして見せるのも良いでしょう。
<リーフレット>
会社案内・折りリーフレットの例
より限られたページ数のため、どの情報を優先的に載せるのかを吟味する必要があります。
また、パンフレットと異なり、1枚の紙に収めるため、いくつかの内容を同じページに記載する形になります。同じページに情報をまとめる場合は、なるべく性質の近いものをグルーピングしましょう。
さらに、ブランディングイメージをしっかり訴求したい場合には、見開き3ページを1ページとして使い、大きくアピールするのも一つの手です。
パンフレットを作るステップ
それでは、パンフレット制作の4つのステップをご紹介します。
パンフレットを見てもらいたいターゲットを明確にする
ファーストステップとして最も重要なのが「ターゲットを明確にすること」です。
広く浅いターゲットになってしまうと、伝えたいことがぼやけてしまい、誰の印象にも残らないということになりかねません。
ターゲットは、パンフレットを作る目的によっても変動するため、その目的に合わせて狭く絞っていきましょう。
例えば、会社案内を作る場合でも
①新卒採用向けのパンフレット
②営業先に渡すパンフレット
の2パターンでは、それぞれターゲットは異なります。
パンフレットの作成目的に合わせて、ターゲットをより具体的にイメージして明確にしていきましょう。
そうすることで、「ターゲットがどんな情報を求めているのか」を具体化することにつながります。
パンフレットに掲載するコンテンツを作る
ターゲットが定まれば、相手が「どんな情報を求めているのか」を熟考します。限られたページ数のなかで、伝えたいことが伝わるコンテンツは何なのかを考えましょう。
その際、パンフレットの制作目的・ターゲットどちらからも逸れてはいけません。
例えば会社案内を目的としている場合、かつ以下の2パターンのターゲットで考えてみましょう。
①新卒採用向けのパンフレット:就活生向け
②営業先に渡すパンフレット:クライアント向け
①就活生向けー自社に興味を持ち、応募先の候補にしてもらいたい
・会社概要
・企業理念
・職種紹介
・募集要項
・先輩社員へのインタビュー
・入社案内
②クライアント向けー自社の概要を知ってもらい、商品やサービスに興味を持ってもらいたい
・代表挨拶
・会社概要
・事業紹介
・商品サービス紹介
・お問い合わせ先
①②それぞれで、コンテンツの内容は明確に異なります。
ターゲットに合わせて求められているコンテンツを考え、読み進める際にスッと頭に入りやすい順序はどの並びかといったことも重要な要素です。
パンフレットのデザイン・構図を決める
ターゲット・コンテンツが決まれば、実際にデザインと構図を決めていきます。
デザインを考える際にも、ターゲットの存在は忘れてはなりません。例えば先ほど挙げた就活生向けのパンフレットの場合は、毎年採用テーマがあると思うので、テーマに合わせたカラーを選択するなど統一性を持たせましょう。
・アットホームさをアピールしたい:暖かくて柔らかい色味
・革新的であることをアピールしたい:はっきりした色味
といったようにアピールしたいことに合わせたカラーにするのもポイントです。
就活生向けパンフレットは、大量に受け取るパンフレットのなかの一つになる場合も多く、他社との差別化ができるように印象に残るデザイン・構成を目指していきましょう。
また、人の視線は以下の図のように「Zの順で動く」といわれています。そのため、デザインの構図もZの順で読み進められるように工夫するのがおすすめです。
サイズについては、一般的にもよく使われている、かつカバンにも入れやすいA4サイズで作成するのが良いでしょう。
予算・納期を決める
デザインが決まったら、最後に予算・納期を決めます。
予算・納期どちらにも共通していえるのは、「余裕を持たせておくこと」です。印刷ミスや後から内容を変えたいとなった場合にも対応できるように、どちらも余裕を持たせて設定しましょう。
パンフレットのデザインはプロに相談してみるのも手
目的・ターゲットが定まったあとにいざ制作を始めようと思っても、社内にデザインチームがいない場合は、デザインの部分で手が止まってしまうこともあるでしょう。
そんなときはプロに相談するのもおすすめです。弊社もそうですが、これまでに何パターンものパンフレットを作ってきたプロであれば、様々な角度からの提案を持っています。
自社でデザイン含めて完結させるよりは、ややコストもかかる場合が多いですが、その分反響のよかったパンフレットの事例なども参考にでき、プラスアルファの価値があります。
デザインのステップで止まってしまった場合は、ぜひプロに相談することも検討してみてください。
まとめ:まずはターゲットを明確にしてみること
反響のあるパンフレットを作るには、ターゲットを明確にすることが第一歩です。ターゲットがどんな情報を求めているのか、相手の立場に立って熟考することが大切です。
今回ご紹介した
・ターゲットを明確にする
・コンテンツを作る
・デザイン・構図を決める
・予算・納期を決める
4つのステップに沿って、パンフレット制作に着手してみてください。
パンフレット、リーフレットなどの販促物について悩みが生じた際は、弊社までお気軽にご相談ください。
▼お問い合わせはこちらまで
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