これを読めば始められる!Twitterキャンペーンの活用事例と設計法まとめ

あけぼの印刷社 マーケティング

Withコロナの時代になり、ますます集客へのSNSの活用が必須となりました。

Twitterでよく目にするキャンペーンの実施を検討し始めている企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Twitterキャンペーンの活用事例から設計方法までをまるっとまとめました。

実施する際の参考にしていただければと思います。

Twitterキャンペーンはなぜ行うのか

Twitterキャンペーンをなぜ行うのか、調査からみえた数値を交えてご紹介します。

アライドアーキテクツ株式会社が実施した『2019年度「Twitter企業公式アカウント」の利用実態を調査』によると、Twitterで企業アカウントをフォローしているのは全体の約56%※1で、そのフォローのきっかけになったのがTwitterキャンペーンだと答えたのがその内の約60%※2という結果でした。

本来Twitterのフォロワーを増やすのは簡単なことではありません。ユーザーがフォローしたいと思う様な有益な情報を継続して発信し、フォロワーを増やしていくという地道な努力が必要なのです。

一方Twitterキャンペーンであれば、「フォロー」することが「行動」(懸賞への応募など)への第一歩に当たるので、フォローへのハードルが下がります。

・フォロワー獲得
・リツイートによる情報拡散
・写真投稿によるUGC(「口コミ」のような一般ユーザーによって作られたコンテンツ)獲得

といった効果が見込まれるため、マーケティングをする上で見逃せない施策の一つとなっています。

Twitterキャンペーン形式

Twitterキャンペーンを打つ目的が明確に定まったら実施形式を選択します。
形式によってそれぞれメリットがあるので、違いをチェックしておきましょう。

フォロー&いいね

「フォロー&いいね」は企業のTwitterアカウントをフォローし、キャンペーン用のツイートに「いいね」をすることでキャンペーンに参加完了する形式です。

・キャンペーンのハードルが低い
・Twitterのフォロワーを獲得しやすい
・最も手軽に参加できる

という点がメリットとして挙げられます。

フォロー&リツイート

「フォロー&リツイート」は企業のTwitterアカウントをフォローし、キャンペーン用のツイートをリツイートすることでキャンペーンに参加完了する形式です。

・Twitterのフォロワーを獲得しやすい
・比較的手軽に参加できる
・バズる(爆発的な拡散)可能性を秘めている

という点がメリットとして挙げられます。

バズることでTwitter上のトレンドにのる可能性もあり、Twitterキャンペーンの中では主流の手法です。

フォロー&ハッシュタグ

「フォロー&ハッシュタグ」は企業のTwitterアカウントのフォローに加えて、キャンペーン指定のハッシュタグをつけて“テキスト・画像・動画”をツイートすることでキャンペーンに参加完了する形式です。

・UGCを増やせる
・画像や動画の投稿であれば投稿をコンテンツとして二次利用可能
例)広告のクリエイティブに使用

という点がメリットとして挙げられます。

カンバセーショナルカード

フォロー&ハッシュタグ形式の派生で「カンバセーショナルカード」という形式があります。

1つの投稿に、ハッシュタグの指定つきのボタンを最大4つまで設置できる形式です。

これはユーザーに行動を喚起させるためのCTA(コールトゥアクション)というマーケティング要素が反映されており、より参加しやすい工夫が施されています。

ユーザーがボタンを押すと選択したハッシュタグ付きのツイート編集画面が立ち上がり、そのまま投稿ができる仕組みになっています。

また、キャンペーンに参加したユーザー向けに特別仕様の自動返信が可能です。

・比較的手軽に参加できる
・UGCを増やせる
・キャンペーンに参加したユーザーとコミュニケーションがとれる

という点がメリットとして挙げられます。

カンバセーショナルカードは、Twitter広告ヘルプから問い合わせると使用可能になります。

インスタントウィン

フォロー&リツイート形式の派生で、「インスタントウィン」という形式があります。

これは「フォロー&リツイート」といった指定の条件を満たすと、自動返信で抽選結果がわかる形式です。

・手軽に参加できる
・エンタメ性が高く参加者が増えやすい
・抽選で当たるプレゼントをデジタル化して負担の軽減ができる

という点がメリットとして挙げられます。

ただし、このインスタントウィン形式はTwitter認定広告代理店への依頼が必須となります。

Twitterキャンペーンの設計

Twitterキャンペーンの目的が定まったら設計を進めていきましょう。

KPI

目的が決まったらまずはKPI(Key Performance Indicator)と呼ばれる“目標を達成するための定量的な指標”を設定します。

以下のようなKPIのうち1〜2つを設定して、そのKPIの最大化を目指して設計を進めていくのがおすすめです。

・フォロワー数
・インプレッション数
・動画再生数
・エンゲージメント数(クリック、いいね、コメント、リツイートなど)
・店舗・イベント来店数
・UGC獲得数
・サイト遷移数
・商品購買数

一般的にはフォロワー数やエンゲージメント数をKPIとすることが多いです。

あまり多くのKPIを設定しすぎると効果が薄くなり、成果の判断が難しくなるため要注意です。

ターゲット

次は設定した目的に合わせてターゲットのペルソナ(サービス・商品の典型的なユーザー像のこと)を設定します。

・新規顧客
・既存顧客

どちらをターゲットとするのかも決めておきましょう。

予算

・キャンペーン実施に必要な予算
・実施にかけた予算をどれくらいの反響で回収できるかの試算

といった予算をしっかり見積もることも重要な工程の一つです。

予算を見積もることで、想定している施策を実施する価値があるのかの判断材料にもなります。

プレゼント

設定したターゲットのペルソナに向けて、ついつい参加したくなるような魅力的なプレゼントを用意しましょう。

予算と当選者数を加味しながら、話題性のあるプレゼントを選定するのがおすすめです。

期間

・季節ごとのイベントに合わせる
・自社の売り上げが高い時期に合わせる

といった点を考慮しながら期間を設定してみましょう。

体制(運用/分析)

施策を打つ前の準備〜実施中の運用、実施終了後の検証まで誰が運用するのかを明確にしておきましょう。

・キャンペーンの準備・告知
・キャンペーンへの問合せ対応
・当選者への商品発送

などキャンペーン中の運用についてしっかり整備しておき、ハプニングが起こった際にスムーズに対応できるよう、ルールとして決めておきましょう。

Twitterキャンペーンの活用事例

Twitterキャンペーンをうまく活用している事例を複数ピックアップしました。

ぜひ自社で実施する際のヒントにしてみてください。

人気アイスクリームとのタイアップキャンペーン

まずは映画・ドラマのレビューサイトFilmarksの事例をご紹介します。

フォロー&ハッシュタグつきの投稿をするとハーゲンダッツのギフト券がもらえるキャンペーンを実施。

フォロワーのアクティブな時間に投稿したり、キャンペーン後もフォロワー属性に合ったツイート・キャンペーンを実施したりしたことで、実施後もフォロワー数を概ねキープできているのが大きな特徴です。

画像:@Filmarks|Twitter

カンバーセーショナルカードを用いてボタンを押すだけで簡単にハッシュタグ付きの編集画面が立ち上がるためユーザーの投稿の負荷を軽減しているのもポイントです。

・カンバーセーショナルカード形式で気軽に参加できる
・大量のフォロワーを獲得
・キャンペーン後もフォロワーを維持

といった点が優れている事例です。

父の日プレゼントキャンペーン

季節ごとのイベントに合わせたキャンペーンもおすすめです。

今回は父の日をテーマにしたキャンペーン事例をご紹介。

ウィスキーをはじめとしたお酒の製造を行うニッカウヰスキー株式会社が実施した「父の日をウイスキーでもっと楽しく! フォロー&リツイートキャンペーン」です。

フォロー&リツイートで、人気商品とお酒を嗜む際に使えるオリジナルグッズのセットを抽選で100名にプレゼントするという企画。

Twitterキャンペーンの中でも比較的参加が手軽な「フォロー&リツイート」形式を採用しているため

・多くの新規フォロワーの獲得
・リツイートの拡散性の高さ&「父の日」にマッチしたプレゼントのため広く周知できる

という点が期待できます。

王道のフォロー&リツイートキャンペーン

最後に開設から1ヶ月で800フォロワーを獲得した弊社のTwitterアカウントで実施したフォロー&リツイートキャンペーンをご紹介します。

弊社は印刷会社ということで、オリジナルの等身大パネルのプレゼントキャンペーンを実施しました。

参加方法はフォロー&どんな用途・モチーフで等身大パネルを作りたいかを明記した上でリツイートをするというもの。

画像:@AkebonoPrint | Twitter

2021年2月18日 ~ 3月3日の2週間にわたって実施し、総勢118名の方にご応募いただき
ました。

当選した皆様が当選報告をツイートしてくださっています。

画像:@eiseichan_1 | Twitter

本キャンペーンのように、実施後にハッシュタグ付きのツイートをワンセットでお願いしておくことで企業名のPRと共に「こんなパネルを作れるんだ!」と商品に目を向けてもらうきっかけを作れます。

以上3つの事例を紹介しましたが、キャンペーンの実施で増えたフォロワーがどんどん減っていってはフォロワー増加の目的からは外れてしまいます。

そのため、キャンペーン実施後もフォロワーが欲しい情報を継続してツイートしたり、定期的にキャンペーンを実施したりすることが大切です。

まとめ

企業アカウントを運営する上で日々のツイートはもちろん重要ですが、新規のフォロワーを一気に多数獲得できるTwitterキャンペーンの実施も見逃せないマーケティング施策の一つです。

実施する目的を明確にして「ターゲットはどんなプレゼントだと喜んでくれるのか」に思いを巡らせ賞品を選定しましょう。

Twitterキャンペーンを実施するにあたり、140文字以内の訴求文の作成・バナー制作は重要な工程の一つ。

初回のTwitterキャンペーンは、マーケティングの知識を持った企業にサポートしてもらいながら実施するのがおすすめです。

弊社にもTwitterキャンペーンをはじめとしたマーケティングの知見をもったチームが在籍しています。お気軽にご相談いただければと思います。

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