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GoogleやGoogleマップで会社や飲食店を検索すると、検索結果の右側に会社や店舗の基本情報・写真・地図が表示されます。Googleマイビジネスはそれらの情報を登録・管理できるサービスです。
この記事では、Googleマイビジネスの特徴や使い方について解説します。
ご自身のビジネスをお持ちであれば誰でも無料で使用できますので、ぜひ本サービスを活用し、店舗の認知拡大・来店者数の向上に役立ててください。
1.Googleマイビジネスとは?
簡単に言うと、会社や飲食店の情報をGoogle検索やGoogleマップ上に掲載できるサービスです。
上の画像のように、Webサイトを作らなくても営業時間や写真、口コミや評価などの店舗情報が検索結果に表示されます。
Google検索やGoogleマップのユーザーに自社の店舗をアピールできるので、知名度アップや集客向上が期待できます。
2.Googleマイビジネスの機能
主な機能は以下の5つです。
- 店舗の基本情報の掲載
- 外観等の写真の表示
- 口コミの確認と返信
- 閲覧情報の確認と解析
- 無料Webサイトの作成
それぞれについてより詳しく解説します。
1.店舗の基本情報の掲載
店舗の住所や営業時間・定休日・WebサイトのURLなど、基本的な情報を記載できます。
2.外観等の写真の表示
店舗の外観や料理・商品の写真をアップロードして、店舗のイメージや魅力を伝えることができます。
3.口コミの管理と返信
店舗に寄せられた口コミを管理したり、口コミに対して返信ができます。ユーザーの意見・要望、良い点や改善点を把握できます。
直接ユーザーと交流して自社の良い点・悪い点を把握すると、サービスの向上が図れます。
4.閲覧情報の確認と解析
検索数や閲覧数、着信件数、ルート検索の回数、Webサイトへのアクセス数などを確認できます。
また分析機能もあるので、分析した数値をもとにGoogleマイビジネスの情報の改善も可能です。
5.無料で簡易Webサイトを作ることができる
Googleマイビジネスの中には“ウェブサイトビルダー”という機能があり、低コストかつ短期間で簡易的なWebサイトを作成できます。
とりあえずWebサイトを立ち上げたい、という場合には非常に便利です。
3.使用する目的
次に、Googleマイビジネスを使うメリットについて解説します。
1.直接検索による顕在顧客への訴求
検索欄に会社や店舗の名前を入力して検索することを、「直接検索」または「指名検索」といいます。直接検索をされた場合、PCでは検索画面の右側に、スマートフォンでは一番最初に基本情報が表示されます。
そこから電話をかけたり、ルートを検索したり、サービスの紹介ページに直接飛んだりできるので、お客様がアクションを起こしやすくなります。
2.間接検索による新規顧客の開拓
「コンビニ」や「居酒屋」、「飲食店」など、会社や店舗のキーワードで検索することを、「間接検索」といいます。間接検索をすると、条件に合う店舗や会社が複数リストアップされます。
例えば「水戸 印刷業者」で検索すると、水戸市内の印刷業者が何件か表示されます。
さらに、弊社のGoogleマイビジネスのページを見てみると、
「デザインから印刷、製本加工、仕分け・発送や各所への納品を当社が一括で対応させていただきます」とあります。
このような説明を記載すると、同業他社との差別化を明確にしたり、発送・各所への納品という意外なサービスを提供していることをアピールできるため、「印刷業者ならどこでもいいと思っていたけど、チラシは重くて運ぶのが大変だから、チラシの印刷から会場の送付までお願いできる業者にしたい」というお客様に認知される可能性が高まります。
このようにして、自社の業種に興味のあるお客様を、見込み客として引っ張ってこれるのが間接検索の強みです。
3.複数支店掲載による支店間送客
またスーパーマーケットやドラックストアなど複数の店舗を展開している場合、支店を複数掲載してサービス可能なエリアを追加すれば、同様のサービスを近場で受けたいお客様へのリーチが可能となります。
4.既存Webサイトと異なる流入経路の確保
Google検索結果ページに住所や電話番号などが表示されているため、とりあえず直接話を聞きたいお客様は、Webサイトより先にGoogleマイビジネスから流入してくる可能性があります。
自社のWebサイトだけでなく、Googleマイビジネスからの流入経路も作っておくと、さらに多くのお客様へのリーチが期待できます。
4.各登録方法
続いてGoogleマイビジネスの登録方法について解説します。
Googleマイビジネスの運用において、登録すべきは以下の4つです。
- 基本情報
- 無料Webサイト
- 新規地域の追加
- Google広告
それぞれ詳しく解説します。
1.基本情報
電話番号や住所、営業時間などの基本情報を登録するには、まずこちらからGoogleマイビジネスを開始します。
1.登録開始
左下の「今すぐ開始」を押して、ビジネス登録を開始します。
また、このように既に店舗が登録されている場合もあります。そのときは、「このビジネスのオーナーですか?」をクリックして登録を開始します。
2.ビジネス名・店舗名、ビジネスカテゴリの入力
ビジネス名や店舗名、事業のカテゴリを入力します。
原則として、店舗名(屋号)・会社名など、Webサイトや店舗の看板に掲載している名前と同じ文字列を記入します。
3.ビジネス住所の登録
こちらも原則、Webサイトに掲載している住所と同様の表記で記入します。
4.電話番号とWebサイトの登録
連絡先の電話番号とWebサイトを登録します。電話番号は、検索結果を見たユーザーが問い合わせ・予約などのアクションをするために重要です。
近年はスマートフォンでの検索が圧倒的に多く、検索結果は電話アクションに直結するので、電話番号は必ず登録してください。
店舗情報の地域性を補強するためにも、できるだけ市外局番を含む正式な一般電話番号を指定してください。
以上で基本情報の登録は完了です。
2.無料Webサイト
Googleマイビジネスには、ウェブサイトビルダーという機能があり、Googleマイビジネスに登録された基本情報を基にシンプルなWebサイトを作成してくれます。
大まかな流れは基本情報の登録と一緒なので、ここでは割愛させていただきます。
3.新規地域の追加
店舗がサービスを提供する場所を20か所まで追加登録できます。
出張型サービスや宅配サービスなど、店舗以外でサービスを提供するビジネスの場合、サービス対応エリアを追加登録すると、その地域での検索ランキングに表示される可能性が高まります。
登録方法を解説します。
- Google マイビジネスにログイン
- メニューの [情報] から[サービス提供地域]をクリック
- ガイドラインに沿って住所を入力し、[適用] をクリック
弊社では日立市、土浦市、茨城町でも登録しているので、「日立 印刷」と検索されても表示される可能性があります。
4.Google広告
Googleマイビジネスは、Google広告と連携することにより、
・住所表示オプションの設定
・来店コンバージョンの計測
・店舗位置による広告配信、入札調整
が可能になります。
住所表示オプションとは企業や店舗の住所・地図・電話番号などを広告に追加できる機能で、ユーザーの来店を促進できます。
来店コンバージョンとは、広告が表示されたユーザーが実際に来店した割合です。Google広告と連携すると、広告をクリックまたは表示されたユーザーが実際に店舗に訪れた場合に、成果としてカウントできる機能が使えます。
さらにGoogleマイビジネスに設定されている住所から、一定の範囲内にいるユーザーにのみ広告を配信することができます。
また、距離に応じて入札単価の調整ができるので、より効率的に広告を運用できます。
では、連携方法について解説します。
Google広告との連携方法
まず、Google広告のWebサイトからログインします。ログイン後、
①広告と広告表示オプション
②広告表示オプション
③+
の順にクリックします。
③で+を押した後、住所表示オプションをクリックします。
Googleマイビジネスアカウントを検索する、または知っているGoogleマイビジネスアカウントにリンクするにチェックを入れ、続行をクリックします。
最後に必要に応じてビジネス名の入力やラベルフィルタの適用を行い、完了をクリックすると、連携が完了します。
まとめ:Googleマイビジネスで見込み客の取りこぼしを避けよう
Googleマイビジネスの特徴からメリット、登録方法やGoogle広告との連携についてお伝えしました。
記事が少し長くなってしまったので、最後に要点をおさらいします。
・Googleマイビジネスに登録すると、Google検索上に店舗や会社の基本情報が表示されるので、集客に大きな効果が期待できる。
・直接検索で顕在顧客にアプローチできるのはもちろん、間接検索で情報をビジネス情報を表示することによって、見込み客の興味をより強く引くことができる。
・お客様からのアクションを貰うために、基本情報は正確に入力することが求められる。
Googleマイビジネスを活用し、ユーザーに正しいビジネス情報をアピールして、うまく見込み客も引き込んでいきましょう。